本日のマザーズ先物は続落が予想される。29日の米国市場は、FRBがFOMCで景気判断を引き上げたほか、第1四半期GDPが大幅な伸びを示したため、寄り付き後、上昇。冴えない雇用関連指標やバイデン大統領が就任後初めての上下両院合同会議演説で提示した大幅増税への懸念に一時下落に転じる局面もあった。しかし、本年の回復期待を受けた買いも根強く、終日堅調推移を維持。引けにかけては上げ幅を拡大した。主要ハイテク企業の好決算も下支えとなりナスダックは堅調に推移した。本日のマザーズ先物は米国市場が上昇したものの、29日のナイトセッションが下落した流れを受けて続落でのスタートが予想される。時価総額上位のAI inside<4488>が大口販売先ライセンスの不更新の見込みに関するリリースを発表している。このことから、先行き不透明感が高まる電子化関連銘柄がマザーズ先物の重しとなることが警戒される。日足チャートでは25日線近辺を維持できるかが焦点となりそうだ。本日の上値のメドは1217.0pt、下値のメドは1140.0ptとする。
<FA>
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