■E・Jホールディングス<2153>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2020年5月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比4,454百万円増加の31,185百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が3,253百万円増加した。また、業務量の拡大を背景にたな卸資産が849百万円増加した。固定資産では有形固定資産が286百万円増加した。そのほか、アイ・デベロップ・コンサルタンツの子会社化に伴い、のれんが1,007百万円増加した。また、投資有価証券が804百万円増加し、前期末に計上していた長期仮払金1,498百万円がなくなった。
負債合計は前期末比2,278百万円増加の10,860百万円となった。訴訟損失引当金が1,498百万円減少した。一方で、未払金が544百万円、未成業務受入金が1,926百万円、有利子負債が801百万円それぞれ増加した。また、純資産合計は前期末比2,175百万円増加の20,324百万円となった。配当金の支払い261百万円に対して、親会社株主に帰属する当期純利益2,029百万円を計上し、利益剰余金が2,071百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は65.2%と60%台の水準を維持した。また、有利子負債依存度も4.2%と低水準で推移しており、財務内容は健全な状況にあると判断される。一方、収益性指標を見るとROAが11.1%、ROEが10.5%、売上高経常利益率が10.5%とそれぞれ10%台に乗せている。中期経営計画で目標としていた数値(ROE8%以上、経常利益率7.0%以上)を1年前倒しで達成している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
3. 財務状況と経営指標
2020年5月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比4,454百万円増加の31,185百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が3,253百万円増加した。また、業務量の拡大を背景にたな卸資産が849百万円増加した。固定資産では有形固定資産が286百万円増加した。そのほか、アイ・デベロップ・コンサルタンツの子会社化に伴い、のれんが1,007百万円増加した。また、投資有価証券が804百万円増加し、前期末に計上していた長期仮払金1,498百万円がなくなった。
負債合計は前期末比2,278百万円増加の10,860百万円となった。訴訟損失引当金が1,498百万円減少した。一方で、未払金が544百万円、未成業務受入金が1,926百万円、有利子負債が801百万円それぞれ増加した。また、純資産合計は前期末比2,175百万円増加の20,324百万円となった。配当金の支払い261百万円に対して、親会社株主に帰属する当期純利益2,029百万円を計上し、利益剰余金が2,071百万円増加した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は65.2%と60%台の水準を維持した。また、有利子負債依存度も4.2%と低水準で推移しており、財務内容は健全な状況にあると判断される。一方、収益性指標を見るとROAが11.1%、ROEが10.5%、売上高経常利益率が10.5%とそれぞれ10%台に乗せている。中期経営計画で目標としていた数値(ROE8%以上、経常利益率7.0%以上)を1年前倒しで達成している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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