ドルロングは悪くない戦略
世界的な株価の大暴落から取引参加者のモメンタムを考えると、とりあえずドルへの逃避という流れはもう少し続くのではないでしょうか。株価次第のマーケットに変わりはないものの、ドルロングは悪くない戦略に思えます。ただ、ドル円は既に107円台まで戻っているので、もう一段上を狙ったエントリーも悪くはありませんが、少し乗り遅れているのは事実なので106円ミドルあたりまで押し目を待って良さそうです。上値のターゲットは2月20日高値の112.22円から3月9日安値の101.18円の61.8%戻しとなる108.00円や、200日移動平均線が差し掛かる108.23円あたりを見ています。
また、昨夜FRBは2008年のリーマンショック時に導入したコマーシャルペーパー(CP)を再び導入すると発表したほか、1兆ドル規模の景気対策提案や、国民に小切手を支給する計画が発表されました。発表後はこのニュースに好感して1,000ドル以上の反発を見せたNYダウも、東京時間は一転時間外で反落しています。引き続き注視しなければなりませんが、やはりコロナショックに金融政策の効果は限定的なのかもしれません。