金急騰が同社にとって神風となる。
同社は貴金属の精錬、食品加工などを柱としている。電子部品のスクラップから貴金属を回収、精錬し、地金などを作っている。同社の地金1kgバーはTOCOMの金の受渡し指定ブランドでもある。
□足元の業績
2020年3月期第3四半期の連結累計業績は、売上高1.4%減少となりがながら、経常利益54.84億(前年同期比42%増)となった。貴金属セクターが71%の増益となった。第4四半期も金の急騰で増益が見込まれそうである。
□外部環境
このところの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて安全への逃避買いが金に殺到している。今週NY金は1600ドルを突破。国内金価格も5800円超えで、おのずと在庫評価や販売価格も高まる。今週新型コロナウイルスの死亡者数が2000人を突破、収まる気配はない。韓国の感染者も本日1日で倍増。湖北省から世界各地へ飛び火している。まだまだ逃避買いが金相場を押しあげそうだ。そして金の評価益、販売価格の高騰が同社にとって神風になりそうだ。