金高騰の恩恵を受ける。
同社は貴金属の精錬、食品加工などを柱としている。電子部品のスクラップから貴金属を回収、精錬し、地金などを作っている。同社の地金1kgバーはTOCOMの金の受渡しの指定ブランドでもある。
□注目の理由
金価格が年末、上場来高値を3ヶ月ぶりに更新。年明けのNY金価格は、米軍のイラン革命防衛隊のコッズ部隊の司令官ガセム・ソレイマニ司令官殺害によって、中東情勢が緊迫、暴騰している。同社の金リサイクル事業にとってフォローの風。また在庫評価も高まる。
同社の地金バーの倉荷証券をTOCOMで空売りして売り渡せば、換金もできる。
□金高の理由
イラン米国の対立、今後の報復の連鎖で安全資産として金が買われる。
ロシア、中国、トルコなど中央銀行の買い意欲が旺盛。
現在金先物5000円、NY金の1500ドルは軽く超えている、レンジ上抜けで強い。
□足元の業績
2020年3月期第二四半期の連結累計業績は、売上高横ばい微減ながら、経常利益32.54億(前年同期比19.5%増)。第3四半期も金の急騰で増益が見込まれるのではなかろうか。
□テクニカル分析
年末の同社株価は1600円回復で、2018年あたまの2000円が目標となる。