米中協議は合意間近!?
ドル円はじりじりと上値を切り上げており、昨夜もトランプ大統領が「米中は第1段階の合意に近づいている」と表明したことで追い風となっています。本日も米中協議に新しいヘッドラインが出るまではトランプ大統領のこの発言内容を追いかける形で大丈夫でしょう。引き続きヘッドラインに振らされますが、あしもとの米中高官発言を聞く限り、おそらくは合意に向けて最終段階に入っているものと推測しています。
■テールリスクはダウンサイドに
ドル円は米中合意を背景に底堅い展開を予想しておりますが、マーケットが米中合意をかなり織り込みつつあるため、110円を上抜けてくるような展開は想像しにくいと言えます。一方で、米中貿易協議が中止や合意に至らなかった時のダウンサイドはかなり深くなるので、注意が必要です。また、明日から米国市場が感謝祭休暇に入るため、流動性低下による不規則な値動きにポジションをさらされたくない場合はポジションをスクエアにして週末を迎えるのも悪くはないでしょう。