今週の日経225予想 リスクオフ相場への変化に注意(10/21週)

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最新投稿日時:2019/10/21 12:50 - 「今週の日経225予想 リスクオフ相場への変化に注意(10/21週)」(山口哲也)

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今週の日経225予想 リスクオフ相場への変化に注意(10/21週)

著者:山口哲也
投稿:2019/10/21 12:50

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
先週の日経225(TFX)は続伸。週初22,103円で寄り付いた日経225は、14日の祝日には、は21,892円まで下押す場面もあったものの、前週の米中閣僚級協議で米国への対中追加関税引上げが見送られたことから15日には22,500円台まで上昇。英国の合意なき離脱懸念の後退や米国株の上昇、円安などもあり17日には昨年12月以来となる22,600円台をつけました。終値は22,469円

なお、先週発表された主な米経済指標は9月小売売上高が前月比-0.3%(市場予想:同+0.3%、前月:同+0.4%)、9月住宅着工件数が125.6万件(市場予想:132万件、前月:141.9万件→142.5万件)、9月鉱工業生産が前月比-0.4%(市場予想:同-0.2%、前月:同+0.6%→+0.8%)でした。
また、イギリスにおいては、週末に英議会が離脱協定案を否決。今後は離脱延期か合意なき離脱かといった状況となります。
IMFは世界経済見通しで、2019年を3.0%、2019年を3.4%に下方修正しています。
一方で、先週はペンス副大統領の説得によりトルコが停戦に合意をし、米国はトルコへの追加制裁を取り止めました。

このような状況の中、今週発表される主な経済指標は以下のとおりです。
来週のFOMCを控え、これまでFED要人発言が相次いでおりましたが、今週は米国債利回りの動向にも注目です。更に、木曜日には米国より対中通商政策についての言及にも注意が必要で、今週はリスク回避的な相場環境に変化する可能性があります。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
移動平均線は上から順に13週MA(21441円)、26週MA(21,430円)、52週MA(21,403円)で、いずれもやや上向き気味の横ばいという状況です。価格は22,500の節目での攻防となっており、これを上回る場合は23,000円を、下回る場合は22,000円割れを目指すものと考えられ、中長期的な目線では様子見です。
短期的には、価格が移動平均線に対し、約5%ほど上方乖離していることから、ストキャスティクスの%D(92%)がSlow%D(85%)を下回るタイミングでの売りを考えています。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX )の日足チャートです。
価格は200日移動平均線(21,396円)や一目の基準線(21,896円)、転換線(22,021円)、雲(上限21,222円、下限21,078円)の上側に位置するものの、先週は22,385円と22,667円の間で保ち合いとなっているため、短期的にはレンジブレイクを狙っていきたいところです。
なお、ストキャスティクスの%D(89%)がSlow%D(90%)を下回ってきており、短期的には、下値をブレイクするものと考えています。


このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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