バリュエーション修正による株価上昇も期待される高成長株
時価総額:66億円
PER:4.03倍
PBR:0.69倍
ビル外壁用カーテンウォール大手で、プレキャストカーテンウォールと呼ばれる耐火、断熱、遮音といった特性に優れ耐震性も兼ね備える製品として強みを有する。多様な形状を自由にデザインでき自然石風素材などで差別化を進める。オフィスビルなどの高層建築物ほか大学や地方自治体の庁舎、高級ホテルなど多数の幅広い実績を誇る。
業績面においては前回8/9の中間決算発表に先がけて7/25に業績予想の上方修正を発表。今期経常利益を15.3億円→23.3億円に52.3%上方修正し、前年同期比では2.6倍に及ぶサプライズ発表となった。来期案件の一部を当期に前倒しできるようになったことに加え、粗利益率の改善が大きく影響したものとみられる。
株価は上記の業績上方修正発表時に急動意して大きく上値を伸ばしたが、買いが続かず値を保つことが出来なかった。足元ではほぼ往って来いの株価水準から出直りの動きを見せ、需給の整理がついて見直し買いも入ってき始めたとみられる。次回11月に控える決算発表に向けての上昇期待はもちろん、主力株の中では低バリュエーションの修正の流れも出てきていることから、小型株にも同様の物色が広がってくる可能性に期待したいところ。