米10年債利回り1.7%台まで急上昇
チャートを見てもドル円の立ち位置は大きく改善していることがわかります。107.50円付近に差し掛かる75日移動平均線を上抜け、日足の一目均衡表の雲も右肩下がりの形状となっているため、値を保っていれば自然と上抜けてテクニカル的にいい形になってきます。また、日銀が金融緩和を匂わせているため、来週の日銀金融政策決定会合まではこの材料を追いかける形となるので下値は底堅そうです。
ただ、トランプ相場でここからロングにするには心理的な抵抗があります。何度か繰り返してきたように現在はリスクオンになっているものの、次はリスクオフの可能性が高く、トランプ大統領のツイート一つで変わる相場で高値つかみは避けたいところです。また、ドル円のショートは今回の上昇でだいぶ切らされポジションが軽くなったため、ここから上に行くにはさらなる燃料投下が必要かもしれません。上値攻略もそう簡単ではなさそうです。