【買い】マークラインズ（3901）ダブルボトムから25日移動平均線回復、「MaaS」テーマ思惑復活も◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

ダブルボトムから25日移動平均線回復、「MaaS」テーマ思惑復活も

業種：情報・通信
時価総額：255億円
PER：41.21倍
PBR：12.19倍

　自動車産業に特化したオンライン情報サービスや企業向けのコンサルティング、人材紹介などマーケティング活動のサポートを手がける。自動車産業情報プラットフォームの「MARKLINES」運営だけでなく、プロモーション広告「LINES」でメーカーの製品・技術・サービスをPRメール、販促支援を行い、共同プロジェクト等のマッチングも可能にする。

　業績面では5/7に第1Q決算発表を通過、今期も前期に続いて過去最高の売上高・利益を更新する計画で、各レイヤーとも+20％近い増額。月次で公表している「情報プラットフォーム」の契約企業数は増加好調で、日本だけでなく世界各国のメーカー利用も進んでいるとみられる。

　株価は5/28に高値2059円をとった後利益確定に押され、6月はなかなか上値を抜け切れない推移が続いた。足元で6/26に2番底を打ってチャート形状はダブルボトムが示現。昨日は25日移動平均線を回復して再び高値に挑む動きを見せている。米テスラが引け後に第2四半期納車が過去最高を更新したと報じられるなど自動車関連にも明るい材料が出始めてきたほか、同じく自動車専門サイトを運営するイード（東証マザーズ）なども出直りの動きで「MaaS」テーマ物色が再開される期待感も株価を後押ししそうだ。