戻し切れないが、“下値の堅さ”への意識は変わらない…!?

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最新投稿日時:2019/03/27 11:09 - 「戻し切れないが、“下値の堅さ”への意識は変わらない…!?」(武市佳史)

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戻し切れないが、“下値の堅さ”への意識は変わらない…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/03/27 11:09

◆“巻き戻し”継続も、“上値の重さ”は変わらず…

※ご注意:予想期間は3月28日と表示されていますが、本日(3月27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


“債券高(金利低下)”は一服、NYダウのみだった前日とは異なり、昨日は“株高の連鎖”も見られました。
“巻き戻し”は継続となり、一時“110.689円”へと反発しています。

ただし昨日発表された米経済指標は、相対的に芳しくありません(消費者信頼感は124.1へと急低下/ケースシラーは12年9月来の低い伸び等)でした。
“下値の堅さ”がより意識されているものの、“上値の重さ”を払拭するには至っていないのはこのためです。

◆イベントを控えた年度末 - 「動きづらい」は必然か…?

こうして「リスク回避フローはピークアウト」したものの、なかなか戻し切れていないドル円…。
“3/5~3/25の50%戻し/日足・転換線/100週移動平均線(110.80円水準)”を控えていることを考えると、ある意味「致し方ない」ところなのかもしれません。
しかし“110.70円水準”というのは、「戻りとしては中途半端」といわざるを得ないところがあります。

Brexit/米中通商協議(閣僚級:28-29日)という懸念も控えている年度末ですので、「動きづらい」はある意味で必然かもしれません。
それでも「債券・株式動向」を睨みながら、少なくとも「大きくは下がらない」を基本に、立ち回りたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.371(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:111.141(100/20日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:111.062(3/15~3/25の61.8%戻し、50週移動平均線、大台)
上値2:110.955(3/21-22高値、日足・一目均衡表基準線、20週移動平均線、ピボット1sレジスタンス)
上値1:110.803(3/5~3/25の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、100週移動平均線、20月移動平均線)
前営業日終値:110.639(-1σ、月足・一目均衡表先行スパン上限、3/26高値)
下値1:110.492(50日移動平均線)
下値2:110.313(3/25~3/26の38.2%押し、週足・一目均衡表転換線)
下値3:110.198(3/25~3/26の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:110.066(日足・一目均衡表先行スパン上限、-2σ、月足・一目均衡表基準線、3/25~3/26の61.8%押し、大台)
下値5:109.915(3/26安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:58 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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