“売り方がより苦しい”は変わらない…!?

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最新投稿日時:2019/02/13 10:59 - 「“売り方がより苦しい”は変わらない…!?」(武市佳史)

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“売り方がより苦しい”は変わらない…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/02/13 10:59

◆上値伸ばすも、“利益確定売り”に押される…

※ご注意:予想期間は2月14日と表示されていますが、本日(2月13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


「日銀、国債買い入れオペ減額」で下押す場面も見られましたが、「米政府閉鎖を巡る協議で原則合意(シェルビー共和党・上院歳出委員長)」との一部報道で“ドル高”基調は続きました。
これに「株高の連鎖⇒リスク選好(円売り)」も加わったことで、ドル円は一時“110.652円”へと上値を伸ばしました。

しかし“上値追い”はそこまで…。
次第に“利益確定売り”が優勢となり、“伸び悩み”へと転じています。
それでも“下値の堅さ”は健在であり、その後は“110.35-50円の小幅推移”で本日東京市場へつないでいます。

◆“買い方も先行き不透明感”あるが、“売り方がより苦しい”は変わらない…!?

「110.50円を巡る攻防戦」の初戦が“引き分け(決着つかず)”となったことで、その行方は本日以降の第2戦に持ち越された格好となります。
そして上値を押さえる“国内輸出筋の分厚いドル売りオーダー”は健在ですが、「わずかに水準を切り上げた(110.60-80円)」との話が漏れ聞こえてきます。
「昨日より上値にのり代」と見ることは可能であり、“売り方がより苦しい”は何ら変わっていないと考えるのが自然です。

もちろん昨日も記したように、現在のドル買いを促す要因には“先行き不透明感”が燻っています。
このため“楽観は禁物”は続くと見られ、“上値追い”も慎重にならざるを得ないのが実状です。
それでも前記“売り方がより苦しい”ともなれば、やはり「短期筋は放っておかない(見逃さない)」と見るのが、こちらも自然ということになります。
引き続き「200日移動平均線に向けた戻りは始まったばかり」と見て、神経質なマーケットと対峙したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.862(※10/4~1/3の61.8%戻し)
上値3:110.786(100週移動平均線、20月移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:110.652(2/12高値、ピボット1sレジスタンス)
上値2:110.574(月足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:110.469(50週移動平均線)
下値1:110.336(2/12安値、50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:110.170(ピボット2ndサポート)
下値3:110.084(週足・一目均衡表先行スパン上限、2/11欧州タイム高値後の押し目)
下値4:110.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
下値5:109.829(1/31~2/12の38.2%押し、週足・一目均衡表基準線)
※1/3安値をReuters/Bloomberg安値の104.90円水準で設定

注:ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:34 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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