テクニカル面でのドル円は?
トレードタイムです。
■今週は、イベントが目白押しであること、そして様々な政治リスクがあることから下方向にリスクを抱えながらの持ち合いを予想します。
■ここ最近の相場を振り返ると方向感の無い展開が続いています。
米中貿易協議の進展が囁かれる中、米政府機関閉鎖問題も一時的に解除の方向に向かい、安心感が台頭するのが常識であるのと同時にリスク選好を予想したいところです。
しかし、政治や経済のリスクが潜在的にあると、しっかりとリスク選好に向かないのもわかる気がします。
特にトランプ大統領の掲げるメキシコとの壁に対する予算問題をはじめ、選挙戦干渉疑惑
で様々な人物が事件化していることで政治が不安要素となっていることは確かです。
そんな不安材料を抱えながら来年の大統領選を再選させるためにはこれまで以上に民主党に譲歩しなければならない状況があります。
相場はそんな状況を横目に今後はリスクを今まで以上に意識して展開すると予想しています。
■米中通商問題やロシア疑惑、ねじれ国会とトランプ大統領が描くアメリカファーストが遠のく気がします。
それ故に、株式相場の現在は一時的に戻り優勢になっていますが、NYダウでいえば3万ドルを予想するのは現時点では少々無理な気がします。
トランプ大統領は今後、2020年の大統領選を意識して、米国民が今まで以上により有利な政策転換に移行するのではないかと予想しています。
この状況をこのまま見逃すはずも無く、来週以降の米中通商協議に注目が集まることは間違いないとみています。
相場の材料としてはFOMCや雇用統計、米中通商協議の行方といいたいところですが、個人的には上記の材料が今週に限らず、ここ2、3ヶ月を左右する材料になるのではないかとみています。
■最後にテクニカ面からみたドル円です。
ここでもお伝えしましたが110円の大台は大きな壁とみています。このレベルはしっかりと戻り売りを仕掛けたいと考えています。
また、先週22日安値109.14円を意識して逆指値をしかけたいと考えています。