目先は“月末要因(ポートフォリオ調整)”も期待できる…!?

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最新投稿日時:2018/10/30 10:45 - 「目先は“月末要因(ポートフォリオ調整)”も期待できる…!?」(武市佳史)

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目先は“月末要因(ポートフォリオ調整)”も期待できる…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/10/30 10:45

目先は“月末要因(ポートフォリオ調整)”も期待できる…!?

◆乱高下も、株価に比べると静か

※ご注意:予想期間は10月31日と表示されていますが、本日(10月30日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


一旦“株安の連鎖”が止まったことで“巻き戻し”が先行、NYダウが一時350ドル超の上昇を見せる中、ドル円は112.55円水準へと買い戻されました。
ところがNYタイム終盤に流れた「(11月の米中首脳会談が不調に終われば、米国は)中国製品全てに追加関税を課す方針」との一部報道を機に一変。
“米中貿易戦争懸念→リスク回避姿勢”の再燃を背景に、NYダウは高値から900ドル超の急落(引けは245ドル安)、そしてドル円は“112円前半”へと押し戻されていきました。
ただ現時点で112円は割り込んでいませんので、「株価に比べると静か」「下落というよりは上げ渋り」といった印象があるのも事実です。


◆本日も“株価動向”次第だが…?

イベント目白押し(米消費者信頼感/欧GDP等)の本日ですが、やはりポイントとなるのは“株価動向”と見られます。
“先行き不透明感→攪乱的な動き”につながらないとも限らないだけに、引き続き注意は必要と見られます。
ただし月末ということもあり、目先は“ポートフォリオ要因(ポジション調整→現状を考えるとドル買いニーズ)”への期待が残ります。
そうなると仮に株価下落となっても、「ドル円の下値は限定的」との可能性は残ります。

昨日も記したように“20日移動平均線(本日は112.648円)”を明確に突破するまでは、「上値は押さえられやすい」と考えるのが自然です。
しかし“112円割れ”~“100日移動平均線(本日は111.610円)”には、「ドル買いオーダーもびっしり並んでいる」との話も見聞きします。

“株価動向”次第の面は否めませんが、基本は「112円前半での揺れ動き」と見ながら、引き続き「下値を固めている段階」と考えたいところです。
皆が“上値は重い”と想定する際は、動意付く時は得てして「下ではなくて、上方向」…?


◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:112.963(10/4~10/26の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、大台)
上値4:112.880(10/22-23高値)
上値3:112.739(10/24-25高値)
上値2:112.648(20日移動平均線、ピボット1sレジスタンス)
上値1:112.560(10/29高値、10/4~10/26の38.2%戻し)
前営業日終値:112.351
下値1:112.211(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
下値2:112.000(大台)
下値3:111.898(ピボット1stサポート)
下値4:111.776(10/29安値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:111.610(100日移動平均線、20週移動平均線)


※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:14 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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