米CNBCは、150万ドル以上の運用資産を持つ、世界880人の投資家から「投資の失敗、トップ5」の回答を得た。うち100人以上は米国の投資家。
1、分散投資しなかった。
2、無計画に投資した。
3、感情に任せて判断した。
4、ポートフォリオの定期的な点検を怠った。
5、過去の数値を信頼し過ぎた。
参照:Millionaires’ top 5 investing mistakes
http://www.cnbc.com/id/101727194
一般的に、投資にはリスクがあり、恐いものとの認識がある。では、例えば、自動車の運転には、リスクがないだろうか? 投資のリスクで命を落とすことは、滅多にないが、自動車の運転は命のリスクを伴っている。
では、リターンの方はどうだろう? プロのドライバーで、自動車運転が生活の糧になっている人々にとっては、リスクに見合うだけのリターンがあるとも言える。ところが、便利さやレジャーのための自動車運転では、リスクとリターンが、必ずしも見合っていないのではないか?
とはいえ、自動車事故を見てみると、大半が基本的なリスク管理を怠ったために起きていることが分かる。飲酒運転、過労運転、脇見運転、スピード違反、信号無視、一時停止違反、反対車線走行、無免許運転といった具合だ。こういったリスク管理を怠れば、プロのドライバーでも事故を起こしかねないとは思うが、通常、プロはそういったリスク管理を忘れない。一般のドライバーも、自動車学校に通うことで、そういったリスクを認識し、リスク管理ができている。だから、便利さやレジャーのための自動車運転を楽しむことができているのだ。
投資にはリスクがあり、恐いものと思っている人たちは、投資運用で、飲酒運転、過労運転、脇見運転、スピード違反、信号無視、一時停止違反、反対車線走行、無免許運転などの無茶を行っていないという自信があるだろうか?
上の「億万長者がおかす投資の失敗、トップ5」を見ていると、投資運用は、自動車運転よりも簡単なのかもしれないと思ってしまう。自動車運転ならば、免許も取れないようなリスク管理のレベルでも、億万長者でいられるのだから。
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