ユーロ圏CPIの上ぶれはリスク・・・・・・
その後、利益確定売りにより、急速に伸び悩む展開となり、113.40円台まで反落する動きを見せましたが、カプラン・ダラス連銀総裁が「米経済は緩やかな利上げを受け止めるだけの充分なツ弱がある」と発言すると下げ止まり、113.70円台でNY時間を終えました。
東京時間に入るとブレイナード・米FRB理事が、「利上げが早めに適切となりそうだ」と述べ、同理事がFOMCメンバー中最ハト派と見られていただけに、早期利上げへの意欲的な発言にはインパクトがあり、ドル円は114円台を回復し、その後も堅調な推移を継続しています。
今夜の海外時間には、ユーロ圏のCPI速報値と米国の失業保険申請件数の発表が注目されます。ユーロ圏CPIが上ぶれると、ユーロ買い・ドル売りが強まる為、ドルの上値を抑える可能性があり、注意が必要です。一方、失業保険申請件数が低めのレベルを維持すれば、ドルは反発するものと思われます。