短距離路線が好調
エイチ・アイ・エス<9603>が発表した「2016年 年末年始(12月23日~1月3日出発)の旅行予約動向」によると、セブ島の渡航者数が増加している。成田空港からセブ島までフライトが約4時間と短距離路線にあるほか、ANAホールディングス<9202>子会社のバニラエアで直行便が12月25日から新規就航することが要因としている。また、ハワイは5年連続の1位となっている。ハワイアン航空が12月20日から週3便で羽田からコナ(ハワイ島)線を、週4便で羽田からホノルル線を新規就航することにより、渡航者数の増加を押し上げている。
また、楽天<4755>が運営するインターネット総合旅行サイト「楽天トラベル」が調査した国内旅行の動向では、「九州ふっこう割」の影響で大分県内の予約が伸びていると発表。他には、大河ドラマ「真田丸」の舞台となった大阪市内、和歌山県の紀北エリアなどが話題となっている。
節約志向が強まるなか、時間や支出をやりくりして年末年始の旅行を楽しむ傾向が強まっているようだ。そんな旅行のお供に昭文社<9475>が発行する「まっぷる」や、リクルートホールディングス<6098>グループのリクルートライフスタイルが手掛ける「じゃらん」は欠かせない。また、寿スピリッツ<2222>のお土産菓子も買われそうだ。