株価は節目の1000円で底堅さも
┗ペッパーフードサービス(3053)
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*9月14日追記
TOPIXが本日6日続落しました。日銀が連日で株価指数連動型上場投信(ETF)の買い入れを行っていますが、恩恵を受けない中小型株はさえない展開です。
明日の東京ゲームショウを前に、早くも仮想現実(VR)などゲーム関連銘柄が売られており、秋の空のように移り気が早い相場展開となっています。
反面、ペッパーフードサービスはこれまで買い進まれていなかった分、反動安の心配は低いといえます。第1四半期時点で「いきなり」業績予想を上方修正した同社ですので、つぎの第3四半期決算でも、再増額修正を期待したいところです。
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「ペッパーランチ」をはじめとした外食チェーン。新業態の「いきなりステーキ」が急成長しています。
量り売りスタイルの斬新さが支持を集め、「いきなりステーキ」の快進撃が続いています。8月2日にオープンした恵比寿店で100号店を達成。新規出店が寄与し、売上は上半期(16年1~6月)で前年比50%増と急成長が続いています。
上期として売上高が初めて100億円の大台に乗せました。今後はスケールメリットを生かし、ステーキ肉の調達面で優位に働くものと考えられます。
また、ステーキ肉は米国産の輸入牛肉を主に使用しているため、円高で仕入れコストを抑えられるという利点があります。
業績面は好調に推移しているにも関わらず、株価はというと今年の高値から25%ほど低い安値圏でもみ合っています。
一方で心理的節目の1,000円が意識され、同水準での底堅さも見られています。12月には配当及び株主優待の権利確定日が予定されているため、次第に下値を切り上げる推移が見込めると考えます。小野山 功