一昨日から、市場専門家の話として耳にするのが日銀がここ数日、日本株の下落局面でもETF購入をしていない。という事象です。
政策判断として、ETF購入は不要という考え、株高に伴う日銀の出口戦略なのか?個別的な問題なのか?(市場に出回っていないため高額となっているファストリは浮動株が基準以下となり銘柄の上場基準に抵触する恐れ)なのか?専門家でも図りかねているようです。
私は株式価格の上昇を理由に、日銀によるETF購入はいったん停止し、全般としては出口に差し掛かっていると捉えます。
②一昨日(2/24)の下落から本日(2/25)は一転上昇。(大きなところでは権利落ち日ということを考慮してもイオンの下落は目立ちましたが……)
しかし前場の勢いが続かず後場に膠着もしくはジリ貧といった印象でしたので、積極的な「買いの材料」には乏しく、値が動かなかった感じです。
米市場はFRBパウエル議長の発言を少し受けて、落ち着いているように見えますが、米国債長期金利はやはり上がっていきそうです。そこ燻っていて、不安視する雰囲気をはらんで悪いニュースに敏感に反応しそうです。テキサスの寒波/停電はひとまず沈静化し、新たな悪材料とならないかと推測します。
結論として、日本市場は緩やかな上昇基調の中、今までのような強い傾向なく、高安まちまちでニュースや材料を求めて循環する可能性が高いが、悪いニュースに敏感に反応して急落するリスクがやや高いと思いました。