相場が超加熱状態になる原因は、市場が過熱していて売り方が頑張っても
なお株価が上がり続けるため、売り方が経済的・精神的に追い込まれ
売りポジの縮小や解消を余儀なくされる結果だと考えられています。
ヘッジファンドの売り崩しに遭い、買い方が悲鳴を上げることはよくありますが
売り方が悲鳴を上げるのは滅多に起こらない現象なので
我々は極めて稀な体験をしていることになります。
では何故米国株の勢いが止まらず超加熱状態になっているかと言えば
恐らくトランプ大統領の株価に対する並々ならぬ執着心の所為かも知れません。
因みに、9/21の「豊島逸夫氏のブログ」にそのヒントを見付けましたので
当該箇所をご紹介します。(全文は添付させて頂いたURLを開いてご覧下さい)
「上海株が下がればトランプ大統領は対中発言を軟化させる」
NY株式市場では「トランププット」が意識され
高値圏での株買いに安心感を誘っている。
トランプ氏は株価を政権の成果として誇示してきた。
株価をスコアカード(成績表)として使ってきた経緯がある。
それ故、世界株安連鎖を引き起こしかねない上海株下落は無視出来ないのだろう。
対中関税引き上げ率を年内は10%に抑え
交渉余地を残したことがその事例と見られる。
(豊島逸夫氏の経歴及びブログ、ツィッターのご紹介)
http://gold.mmc.co.jp/toshima_t/index.html
https://twitter.com/jefftoshima
但し株価が上がり続けることなど決して無く(逆も言えますが)
米国株の超加熱状態が続くのは、最長でも中間選挙までだと考えています。
一方で11月末に決算を迎えるヘッジファンドは、45日ルールに則り
10月に入るとポジション整理を加速させると思います。
その際米国株の買いポジを解消することは充分有り得るため
超加熱相場が中間選挙まで続く可能性は極めて低く
個人的には既に「注意報」を発令しており(自分自身に対してです)
10月上旬には「警報」に切り替える予定です。
(追伸)
大型台風が接近しています。
進路に近い方は充分お気を付け下さい!