山之内豊と菅野美穂が主演する医療ドラマ「Tomorrow」を見ています。
地方の総合病院が、高齢者や手間のかかる患者を追い出すことをドラマ仕立てにしているのですが、不出来な医療行政に翻弄される医療関係者と患者を上手に表現していると思い、感心して、つい見入ってしまいます。
ただ、残念なことですが、現実には、主演のお二人のような熱を感じさせる人を、医療の現場で見たことがなく、また、私がいた介護の現場でも、ほとんど、熱意なく、諦観につつまれています。
かかりつけ医の制度にしても、制度を作るのは結構だけれど、なり手が登場するような仕組み(=収益構造)を作らないと、介護保険制度の二の舞なると思います。
担当医には、「後期高齢者診療料」として月6000円の診療報酬が支払れることになっていますが(1割負担の高齢者は600円)、担当医になるかどうかは医師の自由、「複数の病気を抱える高齢者を1人の医師が管理できるのか」ということを考えると、また、診療報酬が定額制のため、「検査や治療をするだけ医師側の持ち出しが増えるのではないか」ということがあるため、なり手がいるのかどうか。
またしても役人の制度いじりにより、私たちが翻弄される可能性があると思っています。
さらに医療費抑制を進めるため、将来的には制度が変更され、必ず担当医を受診しなければならなくなるのではないか、と心配しています。
1件のコメントがあります
1~1件 / 全1件
こんにちは。
あのドラマ、よく出来ていますよね。
きっとどんなお医者さんも、大学を出た頃はあのドラマのような
熱い使命感を持っていたのでしょうが
日々、現実的な問題に押し流されて、その情熱を失ってしまうのでしょうね。
医師が目の前の医療行為に専念できる環境を、政府に作って欲しいです。
あのドラマ、よく出来ていますよね。
きっとどんなお医者さんも、大学を出た頃はあのドラマのような
熱い使命感を持っていたのでしょうが
日々、現実的な問題に押し流されて、その情熱を失ってしまうのでしょうね。
医師が目の前の医療行為に専念できる環境を、政府に作って欲しいです。