窓際リーマンさんのブログ
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2016年6月21日 イエレン議長の議会証言要旨
円高と株安がじわじわと進行していく梅雨入りのように気が滅入る相場が続いている。前にも同じようなことを書いたような気が・・・。
ポジションを小さくてして値動きだけ観察する。炭鉱のカナリヤのようなポートフォリオ(・_・;)
6万円弱の損失。150万円弱の投資なので4%程度の損失になっている。
※日本株の売り残し(金融、資源、小型IT株)、ドル1万通貨、新興国ドル建てETF(ベトナム、ロシア、ポーランド)、金とプラチナの現物。
さて、そんなことは構わずに、記録、記録・・・(>_<)
1、英国EU離脱問題について
・不透明感がありどのような影響が生じるのか予測することは困難。英国民が決めること。経済的な影響が生じる可能性があり、米国の景気見通しにも関連する点がある。米国景気後退がそのことによって起こる公算は小さいと考えているがよく注視し、その判断に基づいて行動する用意はある。市場はリスクオフ心理で対応するだろう。安全資産への資金逃避の動きが出てドルやその他の安全通貨の上昇につながる可能性がある。
2、金利について
・マイナス金利を追及する法的な根拠は存在していると考えるが検討はしていない。過去に検証してこうしたタイプのアプローチには大幅な欠点がある。金融緩和を提供する必要はないと考えているが必要あったとしても選択肢ではない。FF金利は長期的に低水準にとどまると予想している。海外からの経済・金融情勢に起因する米国経済活動に対する足かせ、家計形成の抑制、生産性の伸びの低迷などの向かい風は、経済が潜在力に近い水準で推移するために必要な金利が歴史的な基準に照らし合わせて低いことを示しているからである。現時点では低金利によって金融安定に対する脅威が高まっているとは思わない。ただ影響が出る可能性があるので注視していく。現在、FF金利については市場参加者の理解を助けるためのフォワードガイダンスに大きく依存していない。金利が非常に低水準の米国を含めた多くの先進国は、金融政策と中央銀行が負担を担っているというのが一般論である。多くの国では多額の債務や赤字に対する懸念から財政政策は補助的な役割を果していない。財政政策がより拡張的であれば、中立金利の水準はより高いはず。金利が非常な低水準にあることで経済にマイナスの衝撃が発生した場合は対応する余地は限られている。
3、米国債のデフォルト
・米国債が債務不履行に陥れば米国や世界経済に非常に深刻な影響がでると思う。結果として、米金利は間違いなく長期的な悪影響を被り、最低でも米家計や企業の借り入れコストはかなり高まる可能性がある。
4、プエルトリコ救済
・権限は極めて限られている。FRBがプエルトリコに対し融資を行うのは不適切。地方債を購入する権限も極めて限定的。仮に買い入れてもプエルトリコの役に立つとは思えない。緊急融資を行う能力も有していない。議会た対処する問題でFRBの対応することは適切ではない。
5、労働市場、経済指標などについて
・労働市場の状況をめぐる指標の低下は勢いが衰えたことを示している。労働市場は悪化していないが改善ペースが鈍っている。賃金の伸びがようやく加速している暫定的な兆しが一部出ている。この状況は反転すると予想。金利を一段と引き上げる前に予想が実現されているか確認するため、非常に注意深く見守っている。
6、米国内景気動向、インフレ率について
・入手可能な各指標は、第2四半期の国内総生産成長が顕著な加速をしたことを示している。特に最近数カ月間、消費支出の勢いが加速している。実質可処分所得の底堅い伸びや、家計の富増大に伴う効果が持続し下支えした。所得増や非常に低水準の住宅ローンを追い風に、住宅も徐々に回復し続けた。成長に好ましい基調的な諸条件のほか、家計支出が最近、加速したことで向こう数年間にわたって労働市場や景気がより広範に一段の改善を示すと楽観している。最新の労働市場指標(米国5月雇用統計結果を示すものと思われる)や、さえない投資ペースは内需低迷の可能性という1つの下向きリスクの存在を示している。長期的な見通しには楽観しているが、ここ数年間の生産性の鈍い伸びが将来にわたって続く可能性は排除できない。景気後退の可能性は低いと考えている。インフレ率に関しては2%、中期的に目標水準に回帰すると想定。
7、中国
・輸出主導型の成長から脱却し、内需や消費の拡大に向けた経済のリバランスに取り組むなかで多大な困難に直面している。
下手な記事や自分の下手な予想よりイエレン議長の議会証言を読み込んだ方がためになるような気がしました(^-^;)
リンク:2016年2月10日~2月11日 イエレン議長の議会証言要旨
2件のコメントがあります
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yoc1234さん2016/7/17 00:44こんばんは。イエレンさんや安倍さんの姿勢を見て、リスクオンになったところで、タイミングよくトルコでクーデター。こいつはひょっとすると、どこかのファンドが資金を出して、クデターさせたみたいな感じ。ドル円をショートポジション作って、やれっていえばこうなる。究極のインサイダー。
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窓際リーマンさん2016/7/17 02:15怖い話だけどありえますね。うーん。。。。大丈夫ですかこんなこと書いて。心配です
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