先週末は急激な円高に見舞われましたが、
先ずはアベノミスで思わぬ円高をを招き、そこに米雇用統計が追い打ちを掛ける結果になりました。
また直近の日経平均は円相場にほぼ連動していますので
1ドル106円台では早々に16000円の攻防も充分有り得ると思います。
また、一部で噂されている日銀による6月追加利上げは無いだろうと考えています。
最大の理由は消費税増税の延期ですが
残された持ち駒が限られている上に、FRBの6月利上げ観測が後退しているため
このタイミングで追加緩和を行っても、大幅な円安は期待出来ないと感じるからです。
政府が具体的な景気対策を発表するのは、早くて参院選後の臨時国会だろうと言われていますが
G7で財政出動をアピールした割りに、5~10兆円という補正予算は物足りない気がしますし
株式市場は既に織り込み済みだと思います。
因みに、特別会計を利用すれば、少なくとも20兆円以上の予算は容易に組める筈ですから
もっと早い段階で決断しておれば、ここまで景気が冷え込むことは無かったかも知れません。
ところで今週はMSQですが、6/1~6/2の急落で
主要証券各社の先物・オプション手口も変化しています。
ただ、ドル円相場が現状(106.53円)より円安方向に振れれば
16000円割れは回避される可能性が高いと見ています。
(現時点での予想は、ざっくり16000円~16600円)
しかし、G.Sが日経平均先物ラージ6月限を9月にロールオーバーさせる動きを見せていますので
MSQ通過後の急落には注意が必要だと思います。