原田社長は11日、都内で記者会見し、退任の理由について「たとえ(個人情報流出)事故のインパクトであっても、業績の結果についてはけじめが問われる」と説明したそうです。
就任直後の2014年7月に、顧客情報の流出が発覚し、「2年たってみると思った以上に(影響が)大きかった」とのことです。
同日発表した2016年3月期の連結決算は、最終損益が82億円の赤字(前の期は107億円の赤字)だったそうです。
通信教育講座「進研ゼミ」の会員減少に対応するための販促費の負担が重荷となり、繰り延べ税金資産の取り崩しも響き、2期連続で最終赤字となったそうです。
就任直後に顧客情報の流出が発覚したのは不運だったかもしれませんが、その後処理に追われて、結局プロ社長としての実績はほとんど残せませんでしたね。
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