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2016年2月22日~2月26日の相場(1)

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G20をにらみながら、英国のEU離脱に伴うポンドの売り崩し&欧州通貨売りと毎回おなじみの要人発言で原油価格が乱高下して債券価格や株価も振り回された1週間だった。アメリカの要人発言からドル高をあまり歓迎しない内容の発言が多くみられた。原油価格が早く安定して欲しい・・・(~_~;)

・株式市場について。2月22日は薄商い。東証1部売買代金は2兆581億円。先物主導の下げとのこと。ロンドンの市長が2月21日に「EUからの英国は離脱を支持する」との発言が伝わりポンド売りが始まる。ユーロ円は円高。前場は円高、資源国通貨買いで上値重いも、日経平均は後場からドル円が円安方向に原油価格の上昇に連られて堅調に。夜になると債券売り米国株上昇。
上海総合指数は証券当局トップ更迭で上昇。本当に滅茶苦茶・・・(・_・;)
鉱業株-4%、鉄鋼株-2%超で下落率トップ。メガバンクもさえなかった。
2月23日。打って変って日本市場は鉄鋼株が上昇率トップ。夜のNY市場では医療保険株の上昇が目立った。ロシアのエネルギー相の3月1日までに増産凍結協議を終了する、との発言が伝わる。ベネズエラやイランとの協議継続とメキシコ、ノルウェーなどの非OPECとも協議しており、増産凍結に前向きだろうといった内容の発言から原油価格が上昇。6%超の上昇。この日は鉄鉱石価格の上昇もニュースとなっていた。ただ夜までドル円の上値は重く、円高とポンド安が突出していた。
2月24日。前日のニュースに反発するようにサウジアラビアのヌアイミ石油相が原油の減産を行わない見解(原油生産量を2016年1月水準で固定することには前向き)とイランのザンギャネ石油相も主要産油国の増産凍結に否定的な発言をしたことから原油価格が暴落。(>_<)
中国人民銀行の元安誘導やルー米財務長官のG20について世界的な市場の動揺への緊急対応を打ち出す可能性は小さいとの認識を示唆した。各国・地域に対し、不公正な通貨政策を追求せずに内需拡大のためのさらなる行動を取るよう呼び掛けたこと、予想を下回る米1月新築住宅販売件数と米2月サービス業PMI速報値が予想を下回ったこと(2013年10月以来の下げ)から一気に円高ドル安へ(~_~;)
日経平均は下げるもIPOのはてなが暴騰していたのが印象的。

・・・おそらくここでドル円が110円を割っていたら下方向にマーケットがクラッシュしていただろうと思われる。

この後、3月にロシア、サウジアラビア、カタールなどの産油国が協議を行うこと、米週間石油統計でガソリンや精製品の減少が過剰供給の懸念を緩めたことから(どうもここらへんはこじつけ臭い、G20を目前にした手仕舞いではないか)原油価格が上昇してドル売りがいったん引っ込んだ。

2月25日はとにかく円安と原油高が進んだ。日本市場は小売りが上昇率トップ。内需系が強い。電力ガス、食料品、電気機器、鉄鋼、パルプ紙は堅調。反面、ゴム製品、ガラス土石、卸売、その他製品、金属製品、銀行はさえなかった。ルー財務長官の内需拡大を、という発言を受けてか?5兆円規模の補正予算を検討とのニュースも。
夜には米1月耐久財受注が予想を上振れ。米国のGDP改定値の上振れでさらに円安ドル高へ。
※ただし米GDP改定値は上振れとはいえ在庫投資によることころが大きい。個人消費や設備投資は下方修正。予想よりよかった1月のPCEコア・デフレータもありドルが買われた。ただし米国株と原油は利食い売りに押されて引けた。
2月26日は中国の1月新築住宅価格上昇(前月比、70都市中38都市)のニュースが印象的だった。
この日はドル円以外はドル売り優勢だった。

・債券市場。・・・疲れる。債券については米国の経済指標が弱いと買われて利回りが低下、原油価格が上昇すると債券は売られる(当たり前だが)債券が売られればドル買い、債券が買われるとドル売りの動き。(常識?) どちらかというと債券価格よりも原油価格がすべてといった印象。ドイツ国債は日本時間で2月26日に発表されたドイツ消費者物価指数が予想を下振れしたため、買われた。利回りは下がってユーロ安ドル高に。昨年2015年5月もドイツ消費者物価指数が上振れして債券が売られリスクオン→株価上昇になっている。この経済指標は結構重要なのかも?
G20の影響か、ギリシャ10年債は買われ(買戻し?)、原油価格上昇に伴ってジャンク債も買われている。

・商品市況については本当に政治的な思惑で原油価格が乱高下。予想はしないで行動した方が良さそう。産油国の本音は減産はよそで、うちは別、と思ってそう。増産の停止はできても減産へのハードルは本当に高いことを痛感した。原油価格は週初より上昇基調、なぜか天然ガスは下落。リスク回避で買われてた金も週末には利食い売りに押されている印象。同じようにプラチナと銀も週末に下落。銅価格は週末に上昇。農産物全般は下げている。CRB指数はようやく1月中旬の水準に戻ってきただけ。いろいろな要人発言からもG20(財務省・中央銀行総裁会議)にはあまり期待できそうもない印象。さて続きを・・・
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