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素人のマーケットメモ㉜

今週末、株式投資経験豊富な女性の方から、
今年になってから株価が大きく下がっていることもあり


「えらいことになっています」
「(株は)どうなっているの?」


と聞かれた。


簡単に説明した後


「建玉とか見ていますか?」


と聞くと


「縦軸って何ですか、それ?」
「株価は見ていますよ~」


と言われた。


わたしがもう一度


「建玉です。」


と言うと


「だから、何の縦軸ですか?」


と言われてしまった。(-_-;)


その後、建玉について説明しましたが、道のりは長いと思った。


・・・


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


○下値のターゲット


富士フイルムの買い予想終了分より


2月9日(火)21:38予想→2月10日(水)6:16予想終了
危ないと思って朝予想を終了させた分です。


そのコメント欄に


「セリングクライマックスがあれば、下値のターゲットは14800円
その場合は、為替も相当円高になるので注意が必要でしょう。」


と書きました。


2月12日(金)


セリングクライマックスはありませんでしたが、下値のターゲットは先物価格で
「14,800円」予想通りサポートされました。


これは、日経平均株価が上昇していったときの、達成率をもとに出した数字です。


14,800円は、再度下落した場合、意識されると思います。
この後、どうなるかわかりませんが、14,800円での打診買いは理解できます。


セリングクライマックスはなかったので、これは予想外れです。


○クリティカルポイント(critical point)


レイモンド・メリマン氏でお馴染みの金融占星術で見ると、2月の後半から3月の始めにかけて

火星がニューヨーク市場の出生図にクリティカルポイント(臨界点)となり、歴史的に
急落することが検証されています。


占星術はあくまでも経験則なので実現するかどうかわかりませんが、頭の片隅にいれておくと、

より安全な投資ができるかもしれません。


水面下でなにか大変なことが起きている可能性があるので、クレジット市場の動きを
注意して見ておく必要があるでしょう。


○人民元切り下げ


2月26日、27日の中国上海で開催される財務相・中央銀行総裁会議(G20)で中国の人民元

切り下げが話題になるかもしれません。(正しく報道されるかどうかわかりません)


世界同時株安のこの時期に可能性は低いと思いますが、もし合意されたら1985年のプラザ合意の

人民元版になるので、念のため注意しておきたいと思います。


もし人民元切り下げになれば、円高株安になります。
また、中国人の日本での「爆買い」も終わるでしょう。
(インバウンド関連銘柄を保有している人は当然警戒していると思います)


可能性は低いですが、G20前には警戒して、外国人の買いが入らないかもしれません。


「人民元の(30%)大幅切り下げは、多くの新興国にデフレショックをもたらすため、それらの

国の通貨も連れ安で大幅減価する可能性が高い。その結果、円やユーロ、ドルなど先進国通貨は

新興国通貨に対しても切り上がる。さらに、新興国・資源国への悪影響を懸念して国際金融市場が動揺、リスクオフの動きが広がり、円は対ドルなどでも上昇する可能性がある。この場合、円の実質実効レートは10―15%程度上昇する可能性がある。」


(河野龍太郎 BNPパリバ証券 経済調査本部長 ロイター記事より引用)  


今日(2月14日)の日経新聞にも人民元の空売りを仕掛けている国際的なヘッジファンドを

けん制する人民銀行総裁の記事が記載されていました。


○チャート


1月からのニューヨークのチャートが2008年とほぼ同じになっています。
定期的に2008年と今年のチャートを見比べてみるのもよいかもしれません。
ダントツ投資研究所の夕凪通信にリーマンショックとのチャートが比較されています。


○日柄


投資では日柄は結構重要です。


日柄から見ると、セリングクライマックスはないかもしれません。
また、日柄から見ると、株価は再度下をたたく可能性はありますが、いったん落ち着く頃に来ているかもしれません。


○自動車版サブプライムローン


先日、知り合いの投資をされている人に、サブプライムローンの話をすると


「そんな昔の話~」


と言われてしまった。


しかし、サブプライムローンは復活しています。


2015年6月のオンラインニュースより


「FRBの利上げが市場に大きな影響を与える可能性も」

「現時点でもすでに、この関連のローン金利では20%に達するものがある。自動車ローン金利が

上昇に転じれば、こうしたサブプライムローンが先行して利上げの対象となり、応分の影響がでることは確実と見られる。


特に過度に長期のローンを組んだ案件や、車の価格以上にローンを設定して余剰金を上乗せした

案件などは、契約者の焦げつきや破綻を生じやすい。変動利率で契約しているものは、今後想像

以上に損失が広がる可能性がある。」


2015年11月のウォールストリートジャーナルより


「サブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローンの加速を受け、米政府内で懸念が高まる中、ニューヨーク連銀が警鐘を鳴らしている。」


(それぞれネット情報より引用)


わたしのように自動車関連株の好きな投資家は、人民元切り下げの件はもちろん
自動車版サブプライムローン問題についても注意したいと思います。


○日足ベース


日足ベースで見ると


原油は、安値更新したあと反転しているので、目先の底打ちの予兆はあります。
ドル円は、原油ほどではありませんが、下げ止まりの兆しはあります。
NYダウは、上昇するようにも見えますが、下落余地はまだあるようにも見えます。


結局のところチャートだけみてもよくわかりません。


日本株については、原油、ドル円、NYダウの3つの反転が確認されれば、
やはり反転上昇するでしょう。
この中では、ドル円のチャートが一番わかりやすいかもしれません。


○ドイツ銀行のCDS


ヨーロッパの信用不安が再燃しているので、CDSをチェックする必要があります。


週末少し下がっていますが、ドイツ銀行のCDSチャートを見ると、気持ち悪いですね。
市場に出回る金(ゴールド)の量が少なくなっていることも関係しているのでしょう。


ヨーロッパ主要銀行のCDSは、チェックしてもよいかもしれません。


人民元を切り下げるとドイツ銀行破綻という恐ろしいシナリオを想定内にする必要が
あります。もちろんそのようにならないように、政策当局は努力されるでしょう。


○プロ投資家


先週、プロ中のプロといわれている投資家の方と飲みに行く機会がありました。


話をしてもくわしいことがわかります。

そのとき「あす(2月12日 金曜日)に少し打診買いをいれる予定だ」と言っていました。


「今年の相場で随分やられている投資家が多いようですねぇ~」
「わかっている人にとっては、絶好のチャンスなのにねぇ~」


などと話をされていた。


○先物手口


週末金曜日の先物の手口を見ると、ポジションの巻き戻しの動きがみられました。


野村は相当やられたと思います。225先物、TOPIX先物ともに大幅売り越し(ロスカット)
しています。大和も日銀マイナス金利発表のとき相当買い越していたので、損切りしている

様子です。野村を締め上げるならば、再度売り仕掛けがあってもおかしくありませんが、
新たな材料がなければ、タイムリミットになるかもしれません。


大物ヘッジファンドを中心とする空売りの主力部隊も相当深入りしているので、
さらに深入りするには、新たな材料が必要になるでしょう。


先物手口を見ると、ゴールマン・サックスは買い戻して、しっかり儲けています。


正確に書くと、本物のゴールドマン・サックスがどこの外資系証券会社を使っているか
わかりません。日本の証券会社は使っていないでしょう。



結論


すでに買い予想を4銘柄しているので
リバウンド相場を期待して、そのまま継続いたします。
来週、再度下値をトライする可能性も排除できないので、新たな買い予想は見送ります。




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