はるるっぴさんのブログ
素人のマーケットメモ㉘
素人のひとりごと日記です。
(正しくは信頼できる専門家へ)
最近、ガンを患ってお亡くなりになった方や闘病されている有名人のニュースを
何回か見た。身近な方でも、ガンでお亡くなりになられた方がいる。
心配になったので、信頼できる東洋医学のドクターにガンにならないようにするには、
日頃からどのようなことを心がけるとよいのか聞いてみた。
考える間もなく、すぐ答えてくださった。
「添加物だよ~」
「明太子でも真っ赤な明太子あるだろう~、本当はあんな色をしていないから」
「ハムでも裏を見てみなさい~ 一杯書いてあるだろう。」
「添加物に気をつけなさい!」
と教えてくださった。
・・・
時間ないので、マーケットについて簡単に書くことにする。
○海外投資家の動向
【投資主体別売買動向】
(単位:百万円)
8月2週 -317,912
8月3週 -400,470
8月4週 -707,046
9月1週 -481,735
9月2週 -1,034,832
9月3週 -785,787
最新週 -75,987
7週連続売り越し
【外資系証券寄り付き前注文動向】
(単位:万株)
9月14日 -240
9月15日 -60
9月16日 -540
9月17日 +250
9月18日 +720
9月24日 -290
9月25日 -1,390
9月28日 +30
9月29日 -1,600
9月30日 +890
9月後半だけ見ても売り越し基調なのがわかる。
『主体別売買動向と外資寄付き前動向を比べてみました(略)
毎日寄付き前動向をチェックしていると、主体別売買動向が
発表されるよりも早く、外資の動きを察知することができそうです』
『(外資系証券寄り付き前注文動向で)中長期の資金の流れがわかる』
(ネット情報より引用)
「投資主体別売買動向」と「外資系証券寄り付き前注文動向」について
簡単に見ましたが、さらにくわしく調べても海外の中長期資金が日本株から
逃げていることがわかる。
この点については、日経新聞にも同じようなことが記載されていた。
重要なポイントなので、復習のために書いた。
海外の中長期投資家が日本株を売っているのは、明らかになっている。
この流れを変えることができるのは、日銀の追加金融緩和や中国の財政出動など
大胆な政策対応になる。
○信託銀行
8月2週 109,700
8月3週 -8,947
8月4週 263,123
9月1週 255,286
9月2週 202,337
9月3週 52,966
最新週 16,400
やはり、年金の買いは期待できなくなっている。
GPIFと日銀の2つのエンジンを使ってここまで、日本株は上昇し、
そこに外国人が乗ってきた。
しかし、片方のエンジンが止まってしまったので、外国人は降りだしている。
第3の構造改革のエンジンは、既得権益者やおかかえ学者の反対、
マスコミのミスリードもあるので、あまり期待できない。
日本株は、日銀の追加金融緩和頼みかもしれない。
金融緩和政策も著名な学者たちの意向で推進されたので
この点からも将来、失敗する可能性が高いことがわかる。
○個人投資家
個人は、下がったところを買っている。
将来、ヘッジファンドに狙われる可能性がある。
個人のロスカットがどの水準にたくさん入っているのか、チェックしてもよい。
個人が空売りをたくさん入れるようになれば、
日本株にとってはプラス材料になる。
○GPIF
10月1日の日経新聞に気になる記事が記載されていた。
「GPIFマイナス運用か」
「7~9月、世界株安響く」
とある。
140兆円を運用する、世界最大級の機関投資家のGPIFが、
今年の7~9月でなんと9兆4000億の損失。
周知の通り、GPIFは、日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の
管理・運用を行っている。
わたしたちの、年金は大丈夫か?
国会前でデモが起きてもおかしくない。
消費税1%アップして、単純計算でその年の税収が2兆円増えると聞く。
将来の年金の財源を確保する目的もあって、消費税を5%から8%にアップした。
消費税分で6兆円税収が増えることになる。(単純計算につき正しくは専門家へ)
GPIFだけで、たった3ヶ月で10兆円近く損しているので、
消費税反対と言っている場合ではない。
日銀の金融緩和があれば、再び株価は上昇するかもしれないが、
金融緩和には時間稼ぎの効果しかない。
このままでいくと、将来、日本株は下落トレンドに入る可能性がある。
中長期的に見れば、GPIFの損失がさらに増えることになるかもしれない。
学者さんが登場して、得意の難しい言葉を使ってわからなくすると思うが、
厳しい現実が待っているだろう。
市場では、「(株価が下がったので)新たに買い余地が生まれた」として
GPIFに相場の下支え役を期待しているらしい。(日経新聞より)
○ヘッジファンドの苦戦
10月3日の日経新聞に記載されていた。
『欧州最大のヘッジファンド、英ブレバン・ハワードから株式運用の著名
ファンドマネジャーが退社したことが9月に明らかになった。事情を知る国内の
年金関係者は「成績不振による解雇」と言う。』
Brevan Howard Asset Management LLP
英国に本拠地を置く欧州最大規模のヘッジファンド。
2003年に元クレディ・スイス・ファースト・ボストンのトレーダー、
アラン・ハワード氏らがロンドンで設立。2009年1月末時点の運用資産額は
256億ドル。同社の旗艦ファンド「Brevan Howard Master Fund」は、
2008年に20%を超えるリターンを記録した。
(ヘッジファンド用語集より)
年収数億円もらうファンドマネジャーでもダメだったらクビになる。
ヘッジファンド業界も厳しい世界。
天下のゴールドマン・サックスも、その実体はヘッジファンド。
プロ中のプロのヘッジファンドでも負ける相場になっている。
投資をしている人は、リスク管理をさらに徹底してもよいかもしれない。
先日、ある個人投資家と話をした。
リスク管理に失敗して日本株の下落局面で追証をさばくのに苦労したと聞いた。
現在も大幅な含み損で身動きがとれないと言っていた。
証拠金の額が大幅に増えることも計算していなかったらしい。(-_-;)
(以前日記にも書いたように証拠金の変更についての知識は株式投資の基礎です。
しかし、証券会社の株式基礎セミナーでこの説明をされていると聞くことはない。
何の話をしているのだろう・・・)
○個別銘柄
日本株の予想の助けにするため
日経平均御三家(ファストリ、ファナック、ソフトバンク)
日本を代表する会社トヨタ
そして、銀行株(三菱UFJ、三井住友、みずほ)
上記銘柄の株価動向もチェックしたい。
○グレンコア・ショック
フォルクスワーゲンだけではなく、グレンコアの問題もある。
問題は、この2企業で止まらない。
この日記で、何度も書いたCDSによって危機が連鎖するので警戒したい。
足元の問題で両社ともCDSが上昇している。
ドイツ銀行は、膨大なデリバティブ商品を保有している。
グレンコアのCDSの価格は5倍まで上昇している。
グレンコアの株価も急落しているので、警戒したい。
5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は実際、デフォルト
(債務不履行)の確率が50%余りあることを織り込んだ水準にあり、
トレーダーは前払いを要求している。ブルームバーグの集計データによると、
債券利回りもジャンク級に匹敵する水準に急上昇した。
(ブルムバークニュースより)
ドイツ銀行もグレンコアのCDSを保有しているので、
金融危機のうわさが出てきてもおかしくない。
詳しくは「みんなのコモディティ」のコラム参照
株式投資だけをされている投資家にとっても、商品の知識は重要。
原油ひとつとっても理解できる。
・・・
先週については、
17,000円割れは打診買い
16,500円水準は買い
と考えていた。
今週は、月曜日のマーケットの動きを観察して判断したい。
みんかぶ予想はそのままにして様子見にする。