日本株の空売り比率が過去最高を更新、鉱業・鉄鋼など高水準
8月12日、日本取引所が発表した空売り比率は前日比5ポイント上昇の39.2%となり、今年6月18日につけた過去最高(38.3%)を更新した。都内で6月撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 12日 ロイター] - 日本取引所が12日発表した空売り比率は前日比5ポイント上昇の39.2%となり、今年6月18日につけた過去最高(38.3%)を更新した。業種別では鉱業と鉄鋼が空売り比率50%を超えたほか、海運、非鉄金属、金属製品、ゴム製品などが高水準だった。
12日の日経平均<.N225>は人民元の基準値引き下げを受け、終値で7月29日以来2週間ぶりの25日移動平均線(2万0452円41銭=12日)割れとなった。この過程で短期筋などによる空売りが強まったとみられる。セクターでも鉄鋼や鉱業、非鉄金属などの下げが目立っていた。
(杉山容俊)