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東証REIT指数の推移
東証リート指数は、Jリート市場全体の動向を表す指標として東京証券取引所が時価総額加重計算で算出しています。
構成銘柄は、東京証券取引所に上場している全てのJリートです。格付けは関係ありません。
Jリートを対象とした多くのインデックス投資信託は、この東証リート指数をベンチマークとして連動する成果を目指しています。
東証リート指数は、2003年3月31日(終値)の時価総額を1,000(基準値)としています。
有償増資、新規上場、上場廃止など、個別リートの特別事情による時価総額変動が影響しないよう、適宜修正を行っています。
東証リート指数は1000ポイントは開始時の基準であり、1000ポイント以上が割高、1000ポイント以下が割安というわけではありません。
設定時のNAV倍率は1.2倍率から1.3倍程度なので、どちらかと言えば少し割高な水準でした。
基本的には以前と比べてどうだったかを示す指数なので、割安、割高の判断をするならばNAV倍率を見た方が良いです。
東証リート指数の銘柄比率ですが、時価総額が大きい銘柄10個で全体の半数を占めます。時価総額が小さい銘柄の影響が少ない一方、時価総額が大きい銘柄の影響は大きくなっています。
業種的には、Jリートはオフィスを対象とした銘柄が多く、オフィス市場の影響を受けやすくなっています。
◇東証リート指数の推移推移
東証リート指数は2003年3月31日の開始以降、国内景気の回復と共に上昇しました。
2006年後半からは賃料相場上昇を背景に外国人投資家からの買いが集まり、1700ポイント程度だった指数が2007年5月31日に最高値2612.98ポイントをつけるまで急上昇しました。
その後はサブプライムローン問題とリーマンショックショックを受けて急落し、2008年10月28日に704.46ポイントまで下落しています。
2009年からは調整期間が続くものの2012年頃から再び上昇相場となりました。
2013年には金利下落、東京オリンピックの決定、地価上昇を理由に急上昇して2013年4月1日に1717.88ポイントをつけましたが、世界経済や日本経済の影響を受けて2013年6月10日には1238.46ポイントまで急落しました。
しかし、急落後は金利下落の影響もあり再び上昇し、2015年1月19日には久しぶりに2000ポイントを超えるまで上昇しました。
2015年に入ると、金利が上昇に転じたことや、需給悪化懸念、利益確定売りなどが原因となり、20015年7月6日に1623.02ポイントまで下落しています。
Jリートはハイリスクハイリターンと書きましたが、東証リート指数はこれまで急上昇や急落が起きています。
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