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債券ファンドのインデックス運用、ラダー型運用、アクティブ運用
債券を対象とした債券ファンドには、パッシブ運用を行うインデックス型、ラダー型、アクティブ運用を行うアクティブ型があります。
アクティブ型は、ベンチマークとした指標を上回る運用成果を目指していますが、手数料が高くなります。
パッシブ運用と言えばベンチマークとした指標(インデックス)と連動するように運用を行うインデックス型ファンドが主流ですが、債券を対象とした投資信託では、ラダー型というものがあり、近年人気が高まってきています。
ラダー型ファンドでは、残存期間の異なる債券を均等に組み入れています。償還期限を迎えると、その費用で長期債券を組み入れ、常に残存期間の異なる債券を均等に保有するように運用を行います。一般的に金利が上昇すると債券価格は下落しますが、残存期間の異なる債券を均等に保有するため新たに組み入れる債券は金利上昇後の債券となるため、長期的には金利上昇による収益率の向上が期待でき、金利変動リスクを抑えた運用手法といわれています。
ニッセイ日本インカムオープンでは、過去の金利上昇局面において、債券価格が下落しても、金利が元の水準に戻る前に投資信託の利回りがプラスに転じていることを示しています。
ラダー型ファンドは非常にシンプルな運用のため、信託報酬も低く抑えられます。ラダー型運用を行っている「ダイワ 日本国債ファンド」はインデックス型の債券ファンドよりも手数料が安いです。
インデックス型の債券ファンドは、残存期間が長期化する傾向にあり、金利上昇時の価格下落リスクが大きくなってきていますが、ラダー型ファンドは残存期間が固定されているので、金利上昇リスクを考えるとメリットがあります。
毎月分配型の債券ファンドが運用手法として取り入れていることが多かったため、あまり良いイメージが無かったのですが、国内債券の金利上昇リスクを考えると、ラダー型ファンドはインデックス型ファンドより良く思えます。
国債債券を対象としたファンドで最も純資産の大きいダイワ 日本国債ファンド(毎月分配型)は、残存期間が最長15年のラダー型運用を行っています。デュレーションは約7.5年で固定です。
同じマザーファンドに投資するダイワ 日本国債ファンド(年1回決算型) もあり、毎月分配型を避けている賢明な投資家にはこちらがおすすめです。運用期間は短いですが、マザーファンドとしては運用期間が長いので安心です。単独でも純資産50億円越えています。
残存期間の最長を10年としているニッセイ 日本インカムオープンは、デュレーションが約5年と短くなっているのでますが、信託報酬が高く、実績も良くないのであまりおすすめしません。
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