軽すぎる刑罰 ～酔っ払い・引き逃げ・麻薬～

[大山大河さん]

札幌のすぐ隣の港町、小樽。そこで酔っ払い引き逃げ事件が起きた。多くの人は憤りを覚え、どうすればかような事件がなくなるのだろうかと、考えさせられたことだろう。私もその一人だ。４人が被害にあい、３人が殺された。生き残った１人も、首の骨を折る重傷だ。一生続く、後遺症との戦いを考えると、決して楽観視できる状況ではない。翻って、容疑者は、どんな罪を受けるのであろうか？危険運転致死傷罪が適用されたとしても、最長で20年の懲役。つまり、被害者が後遺症に苦しむ中、加害者は何食わぬ顔でシャバに戻ってくる可能性があるのだ。思うに、今の道路交通法はおかしい。あまりに人命が軽視されている。あまりにも軽い罰に、残された遺族は何を思うだろう。酒を飲んで運転するような、人として唾棄すべき輩に、どうしてそんなに寛大なんだろう。引き逃げも、人として最低な行為ではあるまいか。ましてや、( 脱法ハーブと呼ばれる )麻薬をやった上での事故など。もはや事故とは呼べまい。それにしては、罪が軽い。小樽事件の犯人は、どんな裁きを受けるのであろうか。被害にあい亡くなられた方々には、ご冥福を申し上げます。