あくまでも個人的な体験談なので当たっているかどうかは分かりませんが
一年間の売買収支を振り返った時「極一部の銘柄に助けられた」とか
「あの情報を知らなかったら大変なことになっていた」なんていう経験はありませんか?
私はほぼ毎年といっていいくらいあります。
「もしあの銘柄を買っていなければ」「もしあの情報に気づいていなかったら」
年間収支がプラスになるどころか、大負けを喫していたかも知れない、そんな経験です。
以前1勝9敗でも収支がプラスになれば良いというお話をしたが、それはまさに自分自身の体験です。
勿論見方によっては「運が良かっただけ」とも言えますが
こういう状態が10年も続けば、まんざら運だけでは無いと思う様になりました。
因みに私が本格的に株式投資を始めたのは2005年なので、何時も偉そうな日記を書いていますが
本格的な投資歴は今年でまだ10年です。
しかも初年度は地合いに恵まれ、株式投資を少々甘く見ていたところに
翌年早々ライブドアショックによる暴落を経験し、初めて株式投資の怖さを思い知らされました。
その後も何度か高い授業料を払いましたが、人一倍負けず嫌いなので
とにかく効率の良い方法はないかと試行錯誤した結果辿り着いたのが材料株への集中投資でした。
例えば2006年はニッケル相場の高騰が分かっていたので、大平洋金属と日本冶金工業に集中投資。
2012年は東証との合併が決まった大証の単独上場銘柄から19銘柄を選択し
時間はかかりましたが、とにかく買えるだけ買うつもりでとことん資金を注ぎ込みました。
しかしこの様なサルでも儲かる美味しい材料は滅多にあるものではありません。
ですからそういう時に徹底的に稼いで置かないと個人投資家は苦しいと思います。
だから私は毎年テーマを決めて、出来るだけそこに資金を集中させる様にしています。
一般的にはリスク管理の観点から分散投資が良いとされていますが
人夫々持ち味があると思うので、投資スタンスに絶対は無いと考えています。
万一選んだテーマが外れたとしても、直ぐに次のテーマに乗り換えればいいですし
2度目が外れても大抵3度目の正直になる確率はかなり高いというのが私の印象です。
つまり私にとって今年の相場が難しいのは軸となるテーマが無い上に
テーマが沢山有り過ぎるからです。
こういう時はどうしても短期投資や飛び乗り飛び降りのスイング投資に走りがちなので
買い時と売り時にはとても神経を遣います。
今年の収支はまだ何とかプラスを維持していますが、売買のタイミングで失敗したケースが多く
特に売り時の難しさを改めて痛感しています。
その結果資金の運用効率は極めて悪く、パフォーマンスは昨年に比べ大幅に低下しています。
しかし今年も後半に入り、材料株の極端な循環物色もそろそろ下火になるという前提で
少しずつテーマを絞りたいと思います。
強いて云えば、国内外の機関投資家が買いたいと思う銘柄を軸に考えていますが
当面は1Qの四半期決算が一巡したところで銘柄の特定と入れ替えを行うつもりです。
因みに現在保有している27銘柄のうち、およそ半分を入れ替えの対象として考えており
目下逃げ場探しの状況ですが、仮に損切ることになっても自分で決めた方向に進もうと思います。
(今日は売買なし)
今夜は撃ち落とした白鳩で鳩鍋です (^_^;)ナワケナイカ