儲かって儲かってしょうがないという人は株の妙味にはまり、ある意味麻薬の味を知ったかのように株式投資が止められなくなる。(後、大損をするケースが多いようだが。)一方、損して損して何度やっても儲からないと株式投資を止めてしまう。まあ、通常は儲かったり、損したりで、一喜一憂、若干マイナス傾向か若干のプラスにあるというのがほとんどと統計から推測される。
長期の眼で見ていてもある程度儲かれば利食いするのは当然。利益をより多く伸ばそうとするときには”ドローダウン”という考え方を導入すると良い。損を抑えるのにも使える。
ドローダウンとは、一時的に最大資産額から落ち込んだ場合の下落率をいう。簡単に言うと、投資した資産がどれぐらいの損失を出したか、ということ。例えば、資産がその時点で100万円あり、ドローダウンが10%の場合は一時的に資産が90万円まで落ち込んだということを意味する。
それにはやはり良い銘柄選びが欠かせないが、ある程度株価が上昇したら、ドローダウンを決める。ただし元本を割らないところまでとする。
株価の上昇を待ち、ドローダウンにかかるまで持ち続ける。そうすることによってむやみに売らずに済み利益を伸ばすことが可能である。ドローダウン分はお賽銭と考えれば済むであろう。
もちろん、最初からドローダウンを設定しておき、その時点では必ず損切をすると決めておけば、大きな損をしないですむ。
やはり、リスク管理は大切である。
体は人生の集大成、生きざまが体に表れる如し、株式投資を末永くやろうと思えば、リスク管理と株式への興味が必要不可欠で、病気にならないことである。体調管理と心の管理がもっとも大切なのかもしれない。