仕事先でびっくりするようなことがありました。
私の仕事先の利用者さんが急死されたのです。
時々、珍しいものを作って持って行ったりしたらとても喜んでくれました。
合間には必ずコーヒーを入れてくれて、二人で色々話を・・・。
私が行くのを楽しんでくれていたようです。
人に上手を言うような方ではなかったのですが、それでも、私の心遣いにはとても喜んでくれていました。
私が最後に行った日には、庭の草むしりをされてました。
コーヒーのミルクが切れているのに気がついた私は、
「来週来るときには持ってくるから買わないで良いからね。
それじゃ、又来週。」
そう言っていつものように帰りました。
それなのに、その4日後に姪御さんから電話が・・。
「おばさんがよくなかって・・・。」
その言葉の意味がすぐには理解できず、戸惑い、大きな声で聞いてしまいました。
何で？何かあったの？
どうやら、お風呂場で頭を打った様でお風呂場で亡くなってたってことでした。
発見されて時間がたってないらしく、電話口の後ろはまだばたばたしてる感じがしたので直ぐ電話は切ったのですが・・・。
私の頭の中は混乱です・・・。
電話を切ってからはショックで・・・自然に涙がこぼれました。
え～、うそでしょ。
まだまだ元気だったのに。
今度はミルクもって行くからって別れたのに・・。
そう考えているとますます辛くなってきます。
しばらく泣いていました。
この仕事をしていると、死を抜きにしてはできませんが、まともにこんな状態になったのは初めてです。
それまでの人は、亡くなるまでに入院していたり、派遣を取りやめにしていたりと いきなり亡くなる方は居ませんでした。
だから、心の準備ができていました。
でも、今回は・・・。
たまたま、友達が尋ねていって見つけたらしいです。
一人暮らしだったから、もしかしたら私がその人の第一発見者になっていたかもしれません。
お通夜も告別式も参列させてもらいました。
くしくも、告別式の日が 来週来るからねって言ってた日でした。
最後にその方の顔を一目見させてもらいたかったのですが、家族の方に言えませんでした。
こうやって書いていても泣けてきます。
あれから、３週間たとうとしてるのに・・。
ご冥福をお祈りします。
｢婆さんや~! 風呂場に手すりを付けようかの～｣
