ドル円の来週の見通し 1/13(月)~1/17(金)
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ドル円の見通し
8日に発表された
ADP雇用報告の数字が良かっただけに
金曜日の米雇用統計のネガティブな数字には
世界中がビックリした形。
米労働省は悪天候による
就業不能労働者数が急増した事を発表しており
非農業部門雇用者数の急低下に繋がった模様。
ドル円は、発表直前の
極めて流動性が低いタイミングで
一旦上昇した後、非常に悪い結果を受けて
米10年債利回りが11bpの急低下。
ドル売りの嵐となり
103円82銭まで一時売り込まれた。
チャートでは
週末クローズで104円台をキープ。
先月19日以来、終値での104円台維持は継続。
103円82銭まで急落したが
103円80銭には
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)絡みの
厚い買いオーダーが控えていると言われており攻防戦。
また、この付近には
103円78銭(2013年12月19日安値)
103円77銭(2013年12月23日安値)といったサポートがあり
さらに下値には103円53銭に
一目均衡表・基準線が位置している。
来週は日銀黒田総裁の発言、日本11月経常収支・貿易収支の発表
アメリカでは
米FRBバーナンキ議長講演
米12月小売売上高、米1月NY連銀製造業景況指数
米新規失業保険申請件数、米12月消費者物価指数
米1月フィラデルフィア連銀製造業指数
米1月NAHB住宅市場指数
米12月住宅着工・建設許可件数、米12月鉱工業生産
米1月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値といった
重要経済指標が連日発表される。
また、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ
バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス
シティグループ、インテル、モルガン・スタンレーなどが
10-12月期決算発表を行う予定。
雇用統計の結果は悪かっただけに
改めて米景気回復を示す結果(ドル買い材料)が出てくれば
日米の金融政策の方向性は、変わっていないだけに
ドル円が反発上昇するタイミングを狙いたい。