年齢によって投資できる期間が異なりますので、ポートフォリオの組み方も変わってきます。年齢に応じてリスク資産と安全資産の配分を変化させていくことが重要です。
◇20代〜40代
若いほど高めのリスクをとり、期待する利回りを高くすることができます。20代〜40代は投資期間を長期で取ることができるので、何らかの要因で投資信託の価格が大きく下落したとしても再び上昇するまで待つことができます。また、20代は基本的には収入があり、労働でリカバリーすることもできます。
投資信託で年率5%以上の利回りを期待するのは多少リスクが大きいですが、新興国などの投資信託を組み込み、5%〜7%くらいのリターンを期待するようなポートフォリオを組んでもいいと思います。
(近いうちに住宅購入時などで使う予定があるのであれば、リスクはもっと抑えたほうがいいです。)
◇50代
投資期間が短くなってくるので、徐々にリスク資産を安全資産に移行していきます。
◇60代以降
定年以降は収入が無くなるので、貴重な資産が減ってしまうことような投資は避ける必要があります。国債中心でポートフォリオを組み、期待利回りは3%程度に抑えることが望ましいです。
■ライフサイクルファンド
年齢に合わせてポートフォリオ内のリスク資産と安全性資産の割合を自動的に変えてくれる投資信託です。全てお任せにしたい人には運用が楽ですが、年に一度くらいは自分でポートフォリオを見直すことも重要なことだと私は思います。