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iPS細胞の産業利用について

京都大学iPS細胞研究所/山中教授がノーベル賞を受賞されました。

夢のような技術であり、一般の方々にとっては、あたかもすぐに難病が治療できるように思われたかもしれません。

 

が、このiPS細胞がヒトへの臨床応用される前に、まず大きな活躍が期待できる場所があります。

それは薬の薬効評価、代謝試験、毒性試験などでの場面なのです。

かれこれ10年くらい前から、「テーラーメイド医療」ということが言われていました。

ヒトはそれぞれ個人個人で異なった遺伝子配列を有しており、

同じ薬でも効き目が全く異なってきます。

 

いままでは、その薬の効き目の違いをDNA(遺伝子などを構成する物質)レベルで見ていました。

株でいうと「DNAチップ研究所」で行っているような研究です。

多くの薬は、遺伝子からできる(遺伝子発現と呼びます)タンパク質に作用していき、

タンパク質の働きが細胞に作用し、臓器、体全体に作用しています。

 

iPS細胞では、その人の皮膚や口腔内から採取した細胞から、体のどの細胞にも変化させることができる画期的な技術です。

例えば肝臓病患者の方の細胞を元にiPS細胞を作製し、肝細胞へと変化させます。

そうしますと、その患者さん個人の肝細胞で、肝臓病の新薬を試すことができ、

実際に患者さんへ投与する前に、副作用や毒性試験が行えるのです。

 

 

2件のコメントがあります
  • イメージ
    球さん
    2012/10/16 23:26

    はじめまして。

     

    みんかぶデビューなんですね。

    とても参考になるお話のデビューですね。

     

    すぐにいろいろな面での効果が現れることはないんでしょうが、

    将来に希望を抱かせる研究ですよね。

     ただ、究極の倫理基準も早くついていかないといけないそうで、

    ちょっと気になるところです。

     でも、大勢の方が恩恵を受けられることが、先ず嬉しくなります。

     

     

  • イメージ
    lifescienceさん
    2012/10/17 21:07

    球さん、はじめまして。

     

    実は、株式投資などやったこともないのです・・・・・

    ニュースでバイオ関連企業の株が上がっていると聞いて、

    ヤフーファイナンスにてみんかぶを知りました。

     

    これからもよろしくお願い致します。

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