為替見通し
2011年09月11日
ユーロ売りが強まり、ドル円はやや上昇。米国の景気後退は政策に期待して、不安後退。
一方、欧州の債務問題はさらに悪化。オバマ大統領の景気雇用対策は当初の3000億ドルより1.5倍の4470億ドルに増額された。減税およびインフラ整備、富裕層への増税と歳出削減で財源を確保。バーナンキ議長の追加措置などがある。これらは、今やったとしても2012年にしか現れてこない。
欧州はギリシャ10年債は20%超にもなり、政策のギクシャクした動きで不安を増幅している。スイスの中央銀行の突然の為替介入の無制限実施宣言にビックリ。
ただ、ユーロ安も極限まで来ているので、どこかで反発もあるか?
これだけ下がればユーロ圏の輸出は好調になり、復興するのでは。
もっとも、紙面をにぎわしているギリシャデフォルトが現実味を帯びる状態だということだ。
ドル円来週76.50~78.50円3ヶ月75.00~82.00円
ユーロドル来週1.3800~1.4100ドル3ヶ月1.3800~1.4600ドル
ユーロ円来週107.00~109.00円3ヶ月105.00~120.00円
http://www3.keizaireport.com/file/FX20110909.pdf