東日本大震災の影響について
＜震災による直接の大きな被害はなし＞
3月11日以降に起きた一連の東日本大震災の影響が懸念されるところだが、同社の主要生産拠点は関西地方（京都府、滋賀県）にあるため、生産設備への直接
的な被害はなかったようだ。半導体製造装置（SPE）の部品製造を扱う子会社クォーツリード（本社：福島県郡山市、いわき工場：福島県いわき市）は建物に
一部損傷があるものの、生産設備に大きな支障は生じなかった模様。
＜11/3期4Q受注高は再浮上したと推測＞
四半期別受注高は11/3期1Q（4-6月）の689億円をピークに2Q（7-9月）:684億円、3Q（10-12月）:625億円と減少傾向にあった
が、11/3期4Q（1-3月）は主力のSPEの投資回復により再浮上したと推測される。多くの企業は今後夏場に向けて東京電力（9501）及び東北電力
（9506）管内での計画停電の影響が不可避だが、同社主要生産拠点は関西のため、競合の東京エレクトロン（8035）に比べ、影響懸念が相対的に小さい
点はポジティブ。
＜TIW業績予想は据え置き＞
今後、震災の影響がどの程度生じるかにまだ不透明感があるものの、従来の見方から大きな変更点が確認されていないためTIW業績予想は従来のまま据え置い
た。（1）生産設備の直接的被害なし、（2）計画停電による生産拠点の大きな影響なし、（3）調達面でも大きな影響は確認されていない、などから市場平均
を上回る株価展開をTIWでは予想する。（高辻 成彦）
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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