2010.10.29 いつも青春!てっちゃんの株式教室・相場師日記 午前11時版
http://www.tokiwa-kabu.com
ミクシーが469000+29000、おめでとう! 2日連続ストップ高のアクセルは一服。
<反日デモ>
中国の内陸部で多発している「反日デモ」だが、そもそもこの地域は貧しくて、中国の「格差社会」の象徴地域でもある。
伝統的に中国では侵略国家日本への「反日教育」が今でもオーソドックスな教育カリキュラムであって「反日感情」の温床となっている。
ただ、経済発展著しい中国では、「格差」への怨念が社会の底辺にくすぶっているのであって、
中国政府もそれが「政権批判」につながることを極端に警戒している。むろん市民生活には監視、抑制の目が光っている。
今回の尖閣諸島事件は「反日」の口実のもとに、農民が中国共産党政権への日ごろの不満をぶつけるいい機会となっているのも事実だ。
重慶市は旧・日本軍によって無差別爆撃を受けた地域で従来から反日感情が根強い。
このように日本はかつて何度も中国大陸を攻撃し侵略してきたが、中国が日本本土を侵略攻撃「無差別爆撃」したことはない。
もし万一、中国が沖縄地方に攻め入ることが今後の歴史の中であるとしたら、おそらくこの歴史上の相違点は
中国にとってはかっこうの「言い訳」となるだろうし、軍事行動の正当化の重要な論点と成り得るだろう。
つまり、中国は日本にひどい目に遭わされてきたのだから、「報い」は当然だという論法である。
今の中国当局の「反日デモ」抑圧のための、デモ人数を上回る圧倒的多数の警官投入は、けっして日本に配慮してのものではない。
石原慎太郎東京都知事は、日中が戦えば日本の「軍事力」が強いと先日の公開テレビ番組でおっしゃっているが、
それはアメリカ軍という日本に駐留している援軍が存在して初めて言えることだ。
尖閣諸島事件では、アメリカは「尖閣諸島は日米安保の対象だ」と「助け舟」を出してくれたが、民主党内閣は
その翌日にあっさりと中国人船長を釈放して「弱腰外交」とガッカリしたアメリカからも疑惑の目が向けられている。
総理大臣になって3日目に前立腺ガンだと診断されたと告白記事が出ている自民党の重鎮、森さんの弁を借りれば、
「学べば学ぶほど」「右往左往している」のが2年目を迎えた新?政権の姿だ。
今現在でさえ、軍事力を背景にした強硬外交路線のもとで、譲歩するなどという感覚はゼロなのが中国とロシアだ。
目覚しい経済繁栄を遂げている両国を抜きの貿易は有り得ないのであって、輸出に頼る以外に道は無い日本だが、
政治体制の違う全体主義共産国家の両国から侵略されるリスクは絶えず念頭において置く必要があるだろう。
<消費者金融株>
住友銀行系の大手消費者金融のプロミスの大手町の一等地にある本社ビルが売却される。
来年2月で「過払い金」問題には債務確定で一応の決着がつくが、返還訴訟を飯の種にしている法律業者にトラブルがあることは先日書いた。
いずれにしても、市中の市民生活に「小口金融」が必要だという実態を軽視されてる側面がある。
個人融資を銀行は宣伝するわけだが、現実には銀行窓口での個人の利用は伸びていない。
社会の要請がある限りは、完全衰退にはなりようがないのであって、健全な業者は生き残るということだ。
すでに消費者金融業者は十分の一にまで激減している。
今の段階としては、むしろその弊害が論ぜられるべき段階にあり、何らかの行政の出動があって然るべきだ。
本来なら、プロミスの本社売却も将来を見据えればプラス評価されてもいいと私は考えるのだが、
今日の市況の軟弱な地合いもあってストップ安の寸前にまで売られている。
これも需給といってしまえばそれまでだが、ジャブジャブの金融緩和を考えれば逆の目も出てくるだろう。
ツレ安なのか、本当に下がるべくして下げているのか、選別眼が問われる局面だ。
仕掛けるにはポイントがある。基本は逆張り、いまさら「深押し」は無いと何度も書いている。
世界的な「株高」の潮流の中で、下がったときに強気になれないで、いったいいつ買うというのだ。
「大局」で経済と相場をみることの有用性を説いている。
自ら描いた「シナリオ」に自信があれば、答えはただヒトツ「人の行く裏に道アリ花の山」。
しかも今日は週末で月末、大局的には「勝ち目の薄い」弱気筋の皆さんが最後の希望を託して売りまくってるはずだ。
私の目には「最後の悪あがき」と映る。ヌカ喜びと言うべきかもしれない。
とにかく、今の相場は忍耐がいる。
海外でバタバタやっても、所詮は競馬競輪の世界だ。
現物で持つかぎりは、ジタバタすることもない。
政治はともかく、相場で「右往左往する」のは自殺行為と心得られたい。
午前11時、日経平均9206.61 -159.42.
プロミス335-62、アイフル46-5.
(アイフルは43円で買って56円まで上昇、ヒットとなったが、ここがちょうど戻り高値56から「10円下げ」段階です)
1件のコメントがあります
1~1件 / 全1件
今の中国の正当化は中国国民に向けての正当化であって、世界に対してはまるで通用しませんからね…。
尖閣はともかく、米軍基地で埋まってる沖縄に中国が明確な攻撃をしかけてくることは現時点ではないでしょう。
ただ「沖縄は中国領だ」とアピールを強めることはありそうですね。
軍事超大国のアメリカと正面切って戦争するようなことは避けるでしょうが、そこまでいかない範囲で日本にちょっかいを出してくることはこれからもありそうなので、そこはキッチリ対処してほしいですね。