日光の代表的な名物に『湯葉』があります。もともと
寺方の精進料理として発達したもので、肉や魚類に代わ
るたんぱく質として古くから作られてきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%B0
神社や寺への参拝客にも供されるようになり、それが評
判を呼んで定着、日光の名物になったそうです。大豆を
すりつぶしてしぼり、その汁をゆっくりと過熱し続ける
と表面に薄い黄金色の膜ができます。その膜を竹の棒な
どですくい上げたのが生湯葉です。
生湯葉は、たんぱく質や脂質などが含まれて栄養価の
高い、しかも消化吸収がよい食品で、これを豪快にワサ
ビ醤油をつけて食べるとまるで豆腐のトロです。
ちなみに、生湯葉を乾燥したものが『干し湯葉』で、
保存性が高く、ヘルシーな日光のおみやげとして人気が
あります。干し湯葉のもどし方は、ぬるま湯なら2~3
分、水なら8分くらいつけます。また、濡れ布巾をかぶ
せてもどす方法もあります。