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ユーロ円は135.00円前後への押し目待ちか
ユーロ円相場の日足チャートに、21日移動平均線と±1σ、±2σボリンジャーバンドを描画しています。かなり広いレンジではあるものの、行ったり来たりを繰り返す揉み合い相場が続いています。今回もその波動の1つと考えることもできなくはないのですが、先日掲載した通り、月足での動きをみてみると、押し目の形成が完了して上昇していく可能性を秘めていますので、もしかすると、今回の日足ベースでの+1σ超えは、持続して上昇トレンドを描くかもしれないと、少なくとも身構えておくことはできます。ボリンジャーバンドの基本的な見方としては、±2σでの逆張りか、もしくは±1σ超えからの息の長いトレンドフォローとなるわけですが、その2種類の見極めはとても難しいです。難しいというよりも、わからないと言ったほうがよいでしょう。となると、事後確認的に相場の動きをキャッチアップしていくしかないのですが、そこで重要となるのが、仕掛けるタイミングであり、投下資金のコントロール=ピラミッディングです。テクニカル分析を未来予想として使いたいと考えているのであれば、おそらくそれは一生叶わぬ夢に終わるでしょう。チャートは過去を映しているに過ぎません。未来は誰にもわからないはずです。わかることは、相場参加者の、その時の、今の、思いです。何を感じているか、何を恐れているか、勢いづいているのか、不安から疲れているのか、期待は大きいのか、それtも小さいのか。相場に漂う空気や投資家の思いを嗅ぎ取るには最高のツールです。そうした投資家=人間の行動心理にはある程度のパターンが存在します。それがいわゆるチャートの形となって現れるために、昔からチャーチストは過去のパターンを必死に覚えて、符合する相場を探しているだけ、と思われがちですが、チャートの形が合う合わないではなく、その時の投資家たちの過熱ぶりや、勢いなど、心理的な符合と、そこからの行動パターンを想像しているのです。その明確な意図のあるなしに関わらず。テクニカル分析だけでなくファンダメンタル分析も、どちらも奥が深いです。勝率100%のツールを学ぶ、正解のある学習をしているのではないことが、奥の深さを演出します。本当は、奥が深いのではなく、曖昧なだけだったりします。でも、これ以上に明確なツールもまた、存在しないために、誰もがチャートを見て、ニュースを見て、判断します。ニュースは読めます。読むことだけはできます。しかし、そのニュースの本当の意味、意図を探るには、知識や経験や人脈や、他のより優れた情報などが必要とされます。そして、それはテクニカルでも同じです。チャートは誰にでも見れます。しかし、見ることと、分析することは違います。また、チャートを見るということは、あくまでも、どこまでも、心理戦です。数字やマネーではなく、あくまでも「人」を分析しているのですから、実に面白く、興味深い世界であって当たり前です。時間がありません。終わらない話はこのへんで切り上げます。テクニカルを学んでみたいという方は、こんなのも参考にしてみてください。なかなか高額ですが、無料トライアル部分だけでも、多少、大切なことはなにかがわかってきます。
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