東京証券取引所が6日発表した2日申し込み時点の信用取引の買い残高(東京・大阪・名古屋3市場、制度信用と一般信用の合計)は2週連続で増加した。買い残高は1兆6344億円と、5連休前の9月18日申し込み時点と比べて約107億円増加。昨年10月3日時点(1兆7585億円)以来、12カ月ぶりの高水準となった。
今回は連休明けの2営業日を含む、9月24日~10月2日までの7営業日の動向の結果が2日時点の残高として開示されている。同期間に日経平均株価は約638円(6.2%)下落したが、大幅に下げた銘柄を中心に下値を拾う動きが買い残の増加につながったようだ。
一方、信用売り残は2週間連続で減少した。売り残高は9月18日時点に比べて約786億円減の8212億円となった。
個別銘柄では、増資や規制強化への懸念から株価が下落した金融株が目立った。買い残の増加ランキングの1~3位は順にみずほHD、三菱UFJ、野村が並んだ。
・・・日経新聞