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衆院選は民主党の圧勝でした。まず、このことを素直に喜びたいと思います。マスコミの偏向報道や国策捜査らしき様々な妨害をものともせずの結果ですから、これは大きな意味があります。いわゆるサイレント・マジョリティーである善意の国民が、数十年にもわたり政治不信に堪え忍んだ末の総意ということであると思います。

特に印象的であったのが鳩山、小沢両氏のマスコミに対する不信感が表れていたことです。この国を自民党・官僚と連んで白痴化誘導の一翼を担ってきたのは明らかにマスコミですが、この勢力も一掃されることを切に願っています。一点、残念であるのが国民新党が票を伸ばせなかったことです。民主党のアジアに重きを置く外交政策では、どうしても左翼化する傾向にあり、良い意味での保守勢力(保守という名の親米勢力ではなくて)がある程度の影響力を持つことが必要でなかったか、と思います。もっとも、参院では良いポジションを取っていますので、むしろ今後の選挙対策が必要なのは国民新党の方でしょう。

いつも思うことですが、比例代表制のおかしさです。国会法(だったかな)では政党は「作っても良い」ものであって必須ではないはずですが、政党に所属していなければ票を得る頃すら出来ないという事実こそ、民主主義に反しているわけです。特に有名政治家が落選する場合、民意は「その政治家を否定している」ということですから、復活当選など本来あってはならないことです。民主党政権では比例代表制を縮小する方針であるようですが、民主主義国家であるならばこれは当然のことでしょう。

民主党の当選候補者の声を聞いていますと、「官僚主導体制からの脱却」という言葉はなべて同じ色を持っており、一体、自分の言葉を発している議員がどれだけいるのか不安ではあります。言葉は、そのまま思想であり、マニュアル的な借り物の言葉で発している議員が多いとすれば、信念もまた脆いと見るべきです。このあたりの新人をどれだけ育てていけるかということが民主党政権の今後の鍵になるような気がします。

日本の官僚主導体制の脱却というものは、イコール、戦後レジームからの脱却を意味しています。戦後レジームというのは民主主義の名を借りた(特に財政的な)社会主義体制であり、これは戦前の社会主義「的」体制とは一線を画してます。そもそも日本には、社会主義というイデオロギーが成立するはるか以前から、社会主義体制上の核でもある「再分配」が行われていました。日本は歴史の過程において、総体的な幸福を実現するために再分配こそが有効な手段であることを発見し、システムの中に組み込んできたわけです。

戦後、GHQ体制の中に米国の左翼が紛れ込み、日本に社会主義の導入を図っていくのですが、皮肉なことに日本にはその下地がありましたので、わりとすんなり受け入れられてしまった結果、戦前の再分配を目的とした社会主義「的」システム(日本主義システムと呼んでもいいと思いますが)が社会主義システムと置き換えられてしまいます。更に、省庁機構に導入された体制は陸軍の縦割り&上意下達体制であったことから、

表面的には民主主義という名の衆愚制であり、
財務的には民主主義という名の社会主義体制であり、
組織的には民主主義という名のセクト主義

という歪な政治システムが構築されました。この国の閉塞感というものの根底には、この「歪み」が横たわっていると思っています。これから日本は本当に大きな傷みを伴って行くと思いますが、少なくとも民主主義に近づく可能性があるという一点において、意義のある選挙であったと思います。

今回が「革命」であるならば、想定される結末は、

1.再び建国の熱を持って生まれ変わる

2.生まれ変わると見せかけて「その力(金・権力)をこっちによこせ」になる

のどちらかですが、革命のアイロニーというものは、「欲(金・権力)のために熱が起きる」ことに対しては不可逆的であるものの、「熱が欲になる」ことにおいては可逆的であるということですので、本当に熱が先ならば国民が利口にならないと良い結果は生まれないということだと思います。

私見ですが、政治は人類が発見した最高位に位置する「文化」であると思います。そうであることを、明らかにオピニオンリーダーである小沢氏に証明して頂きたい。よろしくお願いします(笑)。

さて、本題の相場ですが、民主党が圧勝しましたので政策の安定期待より「出尽くし」による波乱はそれほどないでしょう。今週は振り幅はあるかもしれませんが、結果的には揉み合いになるのではないでしょうか。注目セクターとしては原油。GSが予測を取り消した割には強い動きを示しています。何らかの思惑が入っている可能性があると思います。

って、本題は数行ですか(自爆)。
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