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やはり「9月は株安」のアナマリー通りの展開となった!

昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +116.07 @33,666.34, NASDAQ +108.43 @13,201.28, S&P500 +25.19 @4,299.19)。 ドル円為替レートは149円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が429に対して、下落銘柄数は1,360となった。騰落レシオは110.96%。東証プライムの売買代金は4兆9096億円。

TOPIX -22 @2,323
日経平均 -15円 @31,858円 

米国では、強い雇用指数(新規失業保険申請件数が20.4万件<予想21.5万件)が発表されたため米10年債利回りが上昇した(前日4.626%→この日4.688%の高値→終値4.579%)がその後は10年債利回りは低下した。その結果、ハイテク株を中心に上げたが、一部米政府機関の閉鎖リスクが引き続き意識されていることやFRBが注視している個人消費支出(PCE)価格指数の発表を翌日に控えているために上値は重かった。原油価格は前日の1バレル=95ドル台から91ドル台へ下げた。

本日の東京市場では、株価は続落する銘柄が多かった。機関投資が四半期末にリバランス目的(資産配分の調整=株価が上がって事前に決めてある資産配分を超えた分を強制的に売って元のウェイトに戻すこと)の売りを出し、予算成立が間に合わない場合の一部米政府機関の閉鎖を懸念した売りも出た。リバランス目的の売りでは最近上昇が顕著だったバリュー株の売りが目立った。また、大引けにかけては、日経平均構成銘柄の入れ替えにともなる売りも出て相場全体にとって重しとなった。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日に続き、下ひげを引いた陰線で終えた。安値を更新することはなかったが、日中高値が切り下がった。「9月は株安」というアナマリー通りの展開となった。逆に言えば、相対的に安く買えることを意味する。下げ切ったところをザラバで見極めるのは困難である。毎日切り下がっていく株価のその日の高値の少しだけ上に「逆指値成行買い」を置き続けることで下げに付き合っていくだけである。実際に、新規の買いだけでなく、信用売りの返済買いの注文もこの方法で逆指値を毎日切り下げている。例えば、波乗り十八番銘柄のN株は、数日以内に約定するのではないだろうか。

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、鉱業(3位)、電気・ガス(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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