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魔の水曜日

8日の米株式相場は大幅続伸。ダウは298ドル高の8934ドルと約1カ月ぶりの高値で終えた。追加景気対策への期待感やビッグ3救済をめぐる米政府・議会内の合意が近いとの報道も好感。
日経平均も続伸、66円高の8395円。ダウが大幅続伸した割りには物足りなく上値は重かった。政局の混迷も投資心理に影を落としているようだ。

昨日は「高けりゃ売り」のスタンスで持ち株の利益確定を進めたが、今日はもっと高かったので空売りも交えて売買。
まず、主力株の中で買い気配が一番続いた日立建機(6305)を寄り付き1010円で空売り。しかし勢いがあり一気に1047円まで持って行かれた。ただ指標銘柄と見ていたコマツ(6301)がもたついていたので1040円を切ったところでナンピン売り乗せ。終値は995円で利益確定とまではいかなかったので持ち越し。

逆に昨日利益確定したレンゴー(3941)は売り気配で始まり昨日の買値よりも下げたところで衝動的に667円で買い。しかしその後80円安の643円まで下げた。
指標銘柄である王子製紙(3861)と比べても下げすぎの感があったのでニュースをみてみると、UBS証券が投資判断を3段階の真ん中から最下位の「売り」に引き下げたことが売り材料視されているとのこと。
ただ全体が下げてきて円高傾向となってきたので、昨日の後場急騰再現を期待して放置。終値はなんとか674円と買値を上回るまで戻して持ち越し。

さらに8000円割れの時買った主力株の内大きく含み損を抱えていた野村(8604)が昨日今日の上げでようやく買値を上回り薄利だがやれやれ売り。ファイナンスを行った三菱UFJ(8306)の上げに連れ高となったようで感謝。当分金融株は手を出さないでおくのが無難と思う。

日本市場も底堅い動きとなってきたが、中長期的には下げトレンドは続くだろう。短期的には銘柄次第で下げれば買い、上げれば売り、リスクヘッジで空売りも織り交ぜればそこそこ利益が出せる地合いにはなってきた。

現在、昨日大幅高となった欧州市場は寄り付き安の後切り返し2%前後高い水準で推移しており悪くない。
CME先物は、ダウは戻り基調で前日比変わらずの水準、日経は8480円、為替は92円台後半と小動き。
海外市場は大きな波乱はなさそうだが、明日は年4回のMSQを控えた水曜日。SQ前は「魔の水曜日」となり下げ波乱となるケースが多いので注意が必要だ。

(今日のトレード)
空売り:日立建機(6305)
買い:レンゴー(3941)
売り:野村(8604)
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