今日はJリーグを観戦してきた。
本来は大分トリニータを応援している(出身地なので)
のだが、今日は味の素スタジアムに馳せ参じた。
勝てば優勝の可能性がある川崎フロンターレと
負ければ降格の可能性がある東京ヴェルディ。
ある意味ガチンコの対決に興味を抱いたからだ。
結果は順当に2-0で川崎フロンターレの勝利。
観戦した試合のさなか、優勝争いと降格争いが
気になり、他会場状況を逐一チェックしていた。
全半の段階で鹿島がリードしていたため、優勝
争いはほぼ鹿島で決まりな情勢に。
問題は降格争いである。
自動降格の可能性が高いチームは前節終了時点で
・ジェフ千葉
・東京ヴェルディ
・ジュビロ磐田
の3チームである。
後半20分過ぎ、目の前のヴェルディは1-0でリード
されている状況。
同じころ、ジェフ千葉はホームで0-2でFC東京に
リードされていた。
「ヴェルディは負けても入替戦行きかぁ」
と半ば試合への興味を失いかけていた。
その後、信じられないことが起こる。
残り20分からジェフ千葉が怒涛の4点を挙げたのだ。
まさに火事場のクソ力。
後半30分過ぎ、千葉リードの戦況を聞いたのか、
東京ヴェルディベンチが慌しく動き始める。
負ければその時点でJ2・・・
FWを矢継ぎ早に増員。監督の怒号。選手の焦り。
悲しいかな、前半で一人退場者を出し10人で60分
以上走り続けた選手たちには殆ど力が残っていなかった。
結果ヴェルディ敗北。自動降格決定。
ジュビロも敗北したため、最も自動降格濃厚だった
ジェフが大逆転でJ1残留を決めた。
20分でジェフは地獄から這い上がり、ヴェルディは
奈落へ突き落とされた。
ジェフの選手の最後まで諦めなかった姿勢には、
正直鳥肌が立った。
きっと、ジェフの執念が他のチームのそれを圧倒的
に凌駕していたに違いない。
人間、諦めなければ必ずいいことがある。
ありきたりな表現だし、必ずしもそうではない現実
も薄々感じたりしていたが、少なくとも今日はその
言葉を100%信じさせられた。