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NYなんじゃ?2

14日のNY市場は-337ドル8497ドルと反落して終了。小売売上高が市場予想以上に弱い結果だったほか、前日+533ドルと急騰した反動も要因。
しかし、寄り付き-100ドル、一旦変わらずまでまで戻し中盤は-300ドル超、その後引け1時間前には+70ドルと400ドル近く戻しラスト40分で400ドル近く下げて終了。
13日の引け前の500ドル超の急騰、14日の引け前400ドル超の急落、全くもって「なんじゃこりゃ」としか言いようがない相場つき。

自分なりに分析してみると、13日は10/10以来の8000ドル割れを契機にバーゲンハンターが一気に押し寄せたようだ。
それだけ米投資家は10/10の安値7882.51を強く意識していることが窺える。

一方日経平均においても、11/13に直近安値8148.30円をつけ下げ止まったが、これは米と同様10/10安値8115.41円が強く意識されたものと思われる。

NYダウは10/10安値を割り込まず大きく戻せばW底の完成、日経平均は逆三尊完成となる。
従って当面は10/10安値水準が投資をする上での「肝」となり、買い方はこの水準まで来たら「買い」売り方は「買い戻し」となるのであろう。
逆にこの水準を一気に割り込むようなら買い方は「ロスカット」すべきであり、売り方は順張りで「売り乗せ」が有効な投資手法となる。

日本市場は残念ながら独自で市場形成できないほど外国人依存度が進んでしまっている。
もはや従来の投資尺度は有効に機能しておらず、NY市場に連動し、外国人主導、先物主導で振り回される転換は続くのであろう。

ところで、G20が開幕しているが、今のところ各国が協調した具体的な対策は何ら打ち出されておらず、一体何のために集まっているのだろうという気にすらなる。
きっと明日になっても同様なのだろうが、そうなった場合週明けの相場の動向がどうなるか。
元々サプライズなしは織り込み済みで小動きとなるか、失望感で急落となるか、今の日本市場ではその評価をできる立場にはないように思える。

14日NYダウは大きく下げたものの、CMENIKKEI225は8450円で引け金曜日の日経平均終値とほぼ同水準となっており、その点では大きな影響とはならないだろう。
結局は寄り付き前の外国人の売買動向や日中のNYダウ先物の動向を睨みながら、先物主導の神経質な相場となる見ている。

今後、日経平均の節目は①10/10安値8115.41②10/28~29窓7626.42~7741.52③10/28安値6994.90。
基本的に①の水準より上では「空売り」「戻り売り」のほか「個別材料株の売買」、②③の水準まで切り下げる場合は「空売り返済」あるいは「ドデン買い」で臨みたい。
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