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12月中旬以降の市場見通しの修正

幾つか気になっているニュース(ロイター通信や日経のニュース)から、12月初旬に日記に記載していました内容を見直し、当面の株式市場に対する対応を変える必要があると思いましたので、日記に載せました。

米国政府や中国政府の素早い対策により、予想よりも早く米中経済が回復しつつあることから、12月中旬以降の弱気を若干強気に切り替えます。

但し、日本株は日経平均で10300円より上は累積売買が大きいところなので、全体は日柄調整で大きくは動けず、材料のある個別株が活躍するところだと思います。
相場全体(日経平均)が大きく上昇するのは、外国人が復帰するクリスマス休暇明け以降でしょう。

1)10月の米企業在庫、昨年8月以来14ヶ月ぶりに増加

企業の販売は伸びており、販売低迷で在庫が積み上がったわけではなく、むしろ企業がこれ以上の在庫圧縮は必要ないと判断した可能性がある、との解釈

2)中国の通関数字で輸入が昨年10月以来12ヶ月ぶりに増加

中国税関の11月の輸入は前年同月比26.7%増の945億6000万ドル(約8兆5000億円)で、昨年10月以来、初めてプラスに転じた。
輸出は1.2%減の1136億5300万ドルと13ヶ月連続のマイナスだが、減少率は10月の13.8%をより大きく低下、とのことです。

3)11月の米小売売上高

前月より1.3%増加(市場予想は0.6%)、2ヶ月連続改善

4)12月の米消費者態度指数

12月の同指数は73.4となり、前月確報値(67.4)や市場予想(68.5)より大幅に改善、前月比上昇は3ヶ月ぶり

これらのニュースからは、結果として以下の三点が予想され、先週末の景気回復期待による株価上昇に繫がっているようです。

★ 米国経済が底打ちを確認しつつあること

⇒ 雇用環境の改善が見られるまでは回復感はないものの、市場は回復を先読みする

★ 中国では輸入が輸出の先行指標となるため、輸出も近く増加に転じると見られている

⇒ これは米国経済の回復の兆しが早くも中国で数字として出てきていると考えられ、早晩、日本にもプラスの影響となって出てくると予想される(日本での大きな2番底は回避される)

★ 為替については、中国元には米国からの切り上げ圧力がかかっているものの、輸入先行で一時的に貿易黒字が減少することから、それを言い訳に中国元の切り上げは来年3月の全国人民代表大会以降になりそうと予想される

⇒ 日本の円安は当面は現在の88-92円前後で推移し、来年4月以降、対ドルでの円高が再開と予想される(これも日本の2番底回避の根拠)

さらに、市場関係者が重視しているメジャーSQ値(9982円)を日経平均終値が上回るか否か、という点でも、先週の日経平均終値は大きく上回って引けました。
経験則では、しばらく強基調の相場となる可能性が高くなります。

以上から、値下がりのリスクよりも買わないリスクが大きくなる可能性を考慮して、株式投資に当面強気で臨みます。具体的には、
・50-60%で抑えていた株式購入を80%に上げること
・ディフェンシブ株よりも材料株の中で割安株を再抽出すること
(政策的な将来材料だけなく、既に動き出しているベトナムの新幹線採用の関連株とか)

を考えて見直し中です。

中でも、ベトナムの高速鉄道計画(1560km、5兆円規模)に日本の新幹線を採用、との先週末のニュースは分りやすい材料で、関連会社の株はある程度の上昇が期待できそうです。
ただ、目標値を決めておいて買えない時は、諦めて他の割安株を購入するようにしないと、くれぐれも高値掴みは避けるべきです。

以上、自分の見方を修正しましたので載せました。

尚、GSが今後半年は強気で、とか言っていますが、私は証券会社の言うことには影響されていません。
単純に最近のデータにプラスサイドのものが多いので、少なくとも次の更新データが出るまでは少し強気に修正するということです。(SPE)
3件のコメントがあります
  • イメージ
    sariさん
    2009/12/14 18:41
    こんばんは

    強気。ですか・・・
    私はどうもその逆のような気が。。

    >ただ、目標値を決めておいて買えない時は、諦めて他の割安株を購入するようにしないと、くれぐれも高値掴みは避けるべきです。
    そうですね。どうも私はこれが多いです。
    ちょっとだけやってみよ!
    あ、また変な所でつかんじゃった。。トホホ・・ です。

    すごい分析なのですね。
    SPEさん、仕事もいつも遅く帰られてるみたいだし
    株もがんばってる。
    がんばってるおとうさん。ですね。

    うちの夫は。。。。 うらやましいです。

    それでは。。
  • イメージ
    REEDさん
    2009/12/14 23:17
    こんばんは。

    今日もSQ値割り込まずに反発しましたね。

    私は、まださっぱりわかりませんです。

    日経日足、高値を結んだ線を、明確に抜けてくるかどうか・・。

    下値は9000円割り込むことはなさそうですね。
    下値予想は、私も切り上げました。
  • イメージ
    先週、あれだけ反騰したのですから、「ゆれ」はあると思います。ただ、1月中旬までの1ヶ月の間は若干強い基調で推移してもおかしくないと見ています。

    ただ、長期的には米国やEU諸国の借金は大きいですし、不動産などの試資産もまだ価格が下がっているので、株式市場も、上がり続けるのはムリで、遅くとも元の切り上げが始まる来年4月までには当面の天井を打つはず、だと見ています。

    日本の場合は、円高がこのまま90円前後で安定すれば、日経平均としては、3月までに5-10%の上げ余地程度かと。
    日経平均はには大きく期待できないため、新興国で活躍する株やビジネスとなってきている環境関連の個別株で勝負
    というところが妥当なところではないか、という見方。

    因みに、高値を追う必要はないので、14日に私は鉄道関連銘柄」を2つ選んで、ここまで下がったらいいなと思うところで指値買い入れていました。当然、14日には購入できませんでした。今週は同じ指値で、たまたま、一瞬でも下がって、買えれば良い、というスタンスで買い注文はそのままです。
    (鉄道銘柄のついでに、円安方向で再度値下がりしてきた沖縄電力についても指値していたら、4850で買えちゃいました。今度は数日で売るというような動きにはなり難いとは思っています。)

    何でも、追うのはつかれますし、失敗もします。男女の仲も同じだったりしますが、追う立場は精神的に弱いので、買えなかったらいいや、(空売りや返済売りで)売れなかったらもう数日待とう、というスタンスは大事だと思っています。

    個人投資家には時間という武器があるので、「割安と判断できる時点で買い、割高と思える時点で売る」というシンプルな取引をしたいものですね。

    私が全体トレンドをチェックするのは、利益成長が期待されるような会社でも、全体動向に引っ張られて、一時的に割安になり易い状況が出現しそうな時期を予想して動きたいためです。
    購入するためには、現金を用意しないといけないので、自分が想定しているように動かない株を処分して、より期待できる銘柄を購入したいですから。
    (ただ、買い続けるだけだと、資金面もさることながら、収益率が低下してしまいます。)


    平時に予想や評価をしていないと、実際に動き出したら、欲が出たり、その時の株価の動きに惑わされて、つい売りチャンスをのがしたり、もしくは高値買いをしたり、後で後悔することをしてしまいます。

    何事も事前の準備は大切です。
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