東京株式(前引け)=反落、トランプ政権の先行き不安などが重荷
きょう前場の東京株式市場は、寄り付きに日経平均が高く始まったものの、その後は買いが続かずマイナス圏に沈んだ。前日の米国株市場ではNYダウが反発したものの、ナスダック指数が3日続落するなど気迷い気味の地合いで、東京市場も買い見送りムードが優勢となっている。取引時間中に為替が円高に振れたことや、米国家安全保障担当補佐官の更迭をトランプ大統領が決断したと報じられたことも、手控え感を助長した。ただ、下値では押し目買いが入り、下げ幅は限定的なものにとどまった。前場の売買代金は1兆円を下回った。
個別ではソニー<6758.T>、ファナック<6954.T>が軟調なほか、三井ハイテック<6966.T>が大幅安となった。enish<3667.T>が急落、アカツキ<3932.T>、セレス<3696.T>も安い。エス・エム・エス<2175.T>も急反落した。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>がしっかり、リクルートホールディングス<6098.T>も買い優勢。バロックジャパンリミテッド<3548.T>がストップ高に買われ、山陽特殊製鋼<5481.T>、島精機製作所<6222.T>なども値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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